タンメン、湯麺

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更新日:
 2023年1月30日



◎タンメン(2023年1月28日)
 タンメン(湯麺)とは、主に関東地方で食されている日本発祥の中華料理風麺料理です。ラーメンの上に炒めた野菜がたっぷり乗っているのが特徴で、スープは鶏ガラスープというのが主流のようです。見た目はラーメンの1種類のようですが、ラーメンとは別の料理として認識されているようです。豚肉、キャベツ、もやし、ニンジン、きくらげ、ニラ、玉ねぎなどを中華鍋で炒めてからスープで煮て、そこに茹でた中華麺を加えるという作り方がラーメンとは決定的に異なることから、別の料理とされているようです。
 九州で食べられている「ちゃんぽん」にも似ていますが、長崎発祥のチャンポンは具材に魚介を使うことが多く、野菜だけでなく太麺をスープと一緒に煮込むという作り方がタンメンとは異なり、やはり別の料理とされているようです。
 また、中国には「湯麺(タンミェン)」という料理がありますが、日本のタンメンとは決定的に違います。中国ではスープのことを「湯(タン)」と言い、「スープに麺が入っている料理」のことを「湯麺(タンミェン)」と言います。ただ、これだけでは「スープ麺」という意味で、料理としては意味が分からないので、通常は什景湯麵(シィチンタンミェン、五目ラーメン)、素菜湯麵(スゥツァイタンミェン、野菜ラーメン)、生葱湯麵(ションツォンタンミェン、ネギラーメン)とか、肉絲湯麺(ロウスゥタンミェン、細切り肉ラーメン)など、どんな具が入っているか分かる名前がついています。
 タンメンの発祥のお店とされているのは、横浜市にある「横濱一品香」です。「横濱一品香」は、1955年(昭和30年)1月に田代武雄氏が横浜市の野毛で創業した中華料理屋さんです。田代武雄氏が、戦後、満州から引き揚げてきた料理人がやっていた店で食べた料理を元に日本人向けに改良して作った料理が「タンメン」です。「タンメン」は、創業当時から「横濱一品香」の看板メニューとして提供されていました。当時、ラーメンは1杯、30円程度だったそうですが、タンメンを50円で販売したそうです。値段が高いにも関わらず、味が良いことから売れたそうです。
 現在では、色々なお店で「タンメン」が提供されています。また、蒙古タンメン中本岐阜タンメン、横須賀タンメンなど、様々な有名なお店もあります。



・蒙古タンメン