岐阜タンメン

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更新日:
 2023年1月28日



◎岐阜タンメン(2023年1月28日)
 「岐阜タンメン」は愛知県を中心とした東海地方でチェーン展開しているタンメンのお店です。運営しているのは愛知県一宮市に本社がある株式会社岐阜タンメンBBC(設立:2007年(平成19年)1月、資本金:500万円、代表者:嶋津真樹)です。
 創業者の宇佐美貴康氏は1972年に愛知県一宮市に生まれ、商店街で育ち、子供の頃は小さい子の世話や飲食店の手伝いが「遊び」だったそうです。そんな中、保育士と飲食店経営の2つの夢を抱いて専門学校を卒業した後、当時では貴重な男性保育士として活躍したそうです。しかし、飲食店の夢を諦めきれず、一宮市の商店街で1本、200円の団子を売り始めたそうです。
 そして2004年9月、「博多ラーメン ばりばり軒」をオープンしました。その後、2007年1月に株式会社ばりばりカンパニーを設立し、会社組織としました。2009年4月に「タンメン専門店 板谷(後の岐阜タンメン 稲沢板谷店)をオープンしましたが、これが「岐阜タンメン」の前身のお店です。タンメンは、「ばりばり軒」でまかないで作っていた料理で、従業員内で好評だったことから、新たな商材としてお店を出したそうです。
 味には自信があったそうですが、「タンメン」は関東では一般的なメニューですが、当時、東海地方では知名度がなく、しかも店は屋台だったこともあり、全然、お客さんが入らなかったそうです。赤字が続き、店を閉めようと思っていた時、岐阜県岐阜市に空き店舗が見つかったので、そこに店舗型の店を作ることを決めたそうです。ただ、この店舗でダメなら完全撤退しようと思い、店の名前を「元祖タンメン屋」に変えて開店したそうです。2010年2月のことです。すると、たくさんのお客さんが来て店は存続し、いつの間にか行列ができる店になっていたそうです。そして2011年10月には大垣に、2011年4月には前一色に、2013年4月には今伊勢にと、毎年1店舗を増やしていき、2014年以降は毎年、2〜3店舗をオープンさせるなど、事業を拡大させています。宇佐美貴康氏は、会社が存続できたのは、たくさんの岐阜の人達がお店に来てくれたおかげと考え、「岐阜の人々に感謝タンメン」の意味を込め、これを略して店名を「岐阜タンメン」に変更したそうです。2017年からは全店の屋号を「岐阜タンメン」に統一しました。
 「岐阜タンメン」とは、関東地方の一般的なタンメンと違い、豚肉、白菜、キャベツ、ニンニクから旨みを抽出し、塩だしのスープと合わせたシンプルながらも味わい深いオリジナルのタンメンだそうです。麺は福岡県の老舗製麺所にパツパツとした歯切れの良さが特徴の低加水平打ち細麺を開発してもらい、食感の良さとスープとの絡みの良さを両立させているそうです。角刃20番を1mm厚仕上げ、加水率27%の麺は、毎日、出来立てが各店舗に直送されているそうです。
 また「岐阜タンメン」の特徴は、豊富なトッピングで自分だけのオリジナルタンメンを作れることです。創業当時から、定番の野菜や味玉のほか、青汁やプロテインと言った変わり種まで、様々なトッピングを提供していたそうです。新しいトッピングアイディアは、社内で広く募集しており、「メニューはシンプルに、トッピングは自由に」という方針で、誰もが満足できるようにしたいとのことです。卓上には醤油、酢、ラー油、コショウ、替え玉のタレのほか、「酢もやし」が置いてあります。「酢もやし」をタンメンに入れると、酢ッキリとした味わいに変わるそうです。
 ちなみに株式会社ばりばりカンパニーは、2019年6月に社名を「株式会社岐阜タンメンBBC」に変更して現在に至っています。また宇佐美貴康氏は2020年4月に代表取締役会長に就任し、新社長には嶋津真樹氏が就任しています。さらにタンメンの最初の店、「岐阜タンメン 稲沢板谷店」は2021年8月に道路整備のため閉店しています。

・岐阜タンメン 岐阜本店
 住所:岐阜県岐阜市手力町38-1
 TEL:058-338-5609
 営業時間:11:30〜翌3:00
 定休日:無
 駐車場:有
 アクセス:名古屋鉄道、各務原線、手力駅(てぢからえき)から徒歩約12分
 カード:不可
 席数:14席(カウンター:6、テーブル:8)
 オープン日:2010年2月22日