小山屋食堂

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更新日:
 2024年2月18日



◎小山屋食堂(2024年1月27日)
 「小山屋食堂」は、JR、鴻巣駅、東口を出て右、南に真っすぐ5分ほど歩いたところにある食堂です。線路の脇、踏切の横にありますが、立派な門を構えた建物です。結構、古くからある老舗のお店のようです。
 建物が同じかは不明ですが、1932年(昭和7年)から、この地にあるようです。1932年(昭和7年)に現在地に移転するまで、小山屋の御先祖様は鴻巣と吉見の境の地、明秋(めいしゅう、荒川を渡った反対側、埼玉県比企郡吉見町にあります)で川宿を営んでいたそうです。丁度、荒川と利根川水路の交わる辺りだったそうです。200年以上前、群馬の甘楽小幡城主一行が、行田の忍城への御用の際、泊まった時の看板には「1月14日 松平摂津守宿」と書かれていたそうです。川宿と聞くと、庶民的なイメージですが、城主一行が泊まるということは、かなり立派な宿だったのでしょう。
 メニューは、結構、豊富です。温かい麺、つけ麺、冷たい麺で29種類あります。麺はうどん、そば、川幅うどんから選ぶことができますので、合わせると87種類です。さらに御飯ものとして、玉子丼、親子丼、カツ丼、牛丼、イカ天丼、えび天丼、カレー丼、カレーライス、カツカレー、カツライスがあります。これ以外にも単品で天ぷらやもつ煮、おでんなどがあります。また、つけ麺セットとしてつけ麺に天ぷら、お稲荷さん、フルーツがついたセットメニューもありました。
 ここで「川幅うどん」というのは聞きなれない料理かもしれませんが、鴻巣市がまちおこしとして始めた「こうのす川幅グルメ」の中の1品で、2009年から提供されるようになった料理です。鴻巣市と比企郡吉見町の間を流れる荒川の川幅が「日本一」であることから、幅が約8cmもある幅広うどんを作り、地域の活性化を図っています。2024年1月現在、「こうのす川幅うどん」を提供するお店は11店舗あり、「小山屋食堂」も、その中の1軒です。
 群馬のひもかわうどんは食べたことがあったのですが、「こうのす川幅うどん」は初めてなので、注文してみました。1本目(1枚目)のうどんは、幅広でも長くはなく、それほど食べにくくなかったです。しかし、2本目(2枚目)は、もっと長くなっていました。さらに3本目(枚目)のうどんは、さらに長いという、うどんの長さがどんどん長くなるビックリシステムでした。熱々の鴨汁が冷めてしまうのを我慢して、幅広で長い川幅うどんを汁に入れて、少しずつ食べるのが正解のようです。うどん自体は美味しかったです。
 連れはカレー南蛮を注文し、麺を川幅うどんにしました。この時、店員さんが「ちょっと食べにくいかもね。」とアドバイスしてくれたのですが、連れも川幅うどんが初めてだったこと、店内にカレーの臭いがして、どうしてもカレーが食べたくなったことからカレー南蛮の川幅うどんを注文していました。麺全体を見て、汁に入れて食べるつけ麺と違い、カレー汁の中でどんな状態にあるか分からない川幅うどんを引っ張り出して食べるのは、ちょっと大変そうでした。
 たくさんのメニューがあって、しかもお手頃価格ですから地元で長く続いているのでしょう。地元の高齢の御夫婦や、サラリーマン、作業員など、いろいろな方が食事に訪れていて、人気のお店なのだと思いました。メニューが豊富ですから、何度か、通いたいお店ですね。

















・つけ麺(鴨汁)セット







・カレー南蛮(川幅うどん)





・小山屋食堂
 住所:埼玉県鴻巣市本町5-9-2
 TEL:048-541-0064
 営業時間:11:00〜14:00、17:00〜19:00
 定休日:日曜日、祝日、第2土曜日
 駐車場:有
 アクセス:JR、高崎線、鴻巣駅から徒歩約5分
 カード:不可
 席数:40席
 オープン日:1932年(昭和7年)