こうのす川幅うどん、川幅うどん

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更新日:
 2024年2月18日



◎こうのす川幅うどん、川幅うどん(2024年2月13日)
 「こうのす川幅うどん」は「こうのす川幅グルメ」の1つです。そして「こうのす川幅グルメ」は、埼玉県鴻巣市のご当地グルメです。鴻巣市がまちおこしとして2009年に始めた事業です。埼玉県の鴻巣市と比企郡吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一であることにちなんで2009年に作られました。
 2008年2月、国土交通省荒川上流河川事務所によって鴻巣市と比企郡吉見町の間を流れる荒川の川幅が「日本一」であることが確認されました。現在、県道27号線沿いに川幅日本一の標柱が建てられていますが、この県道27号線を走っても、荒川が、それほど大きい(川幅が広い)とは感じません。実際に水が流れている川幅は数十メートル程度のように思えます。実は、大辞泉(小学館)によると「川幅」は「川の両岸の距離」とされており、実際の水が流れている川の幅を指す言葉ではありません。(実際には、天気やその日の水量によって毎日、幅は変わっているのでしょうから、川幅を測定することも、比較することもできなくなってしまいます。)したがって、「川幅」という言葉は、川の両岸(岸と岸の距離)ということなのでしょう。
 そして国土交通省が定めている「川幅」とは「堤防から対岸の堤防までの間」の距離で、これを「河川区域(川幅全体)」としているそうです。この定義から、河口より上流62キロメートル地点の両堤防間の幅、2,537メートルが日本一に認定されました。ちなみに平常時の水面幅は30メートルほどで、大半を河川敷が占めています。
 これを機に2008年3月 には、県道27号線に川幅日本一の標柱が建てられました。鴻巣市側は荒川にかかっている橋、御成橋のたもと、吉見町大和田側は堤防に、それぞれ「川幅日本一の標柱」が建っています。
 これをきっかけに鴻巣市の職員はご当地グルメを作ろうと考えたそうです。そこで2009年7月には川幅日本一にちなんだ「うどん」の開発を飲食店に依頼し、試作、試食を重ねていき、8月に幅約8cmの幅広うどん「こうのす川幅うどん」が完成したそうです。12月には「川幅うどん」を提供する店舗が増え、新聞各紙で紹介されたそうです。
 翌2010年4月には、川幅うどん提供する店舗が9店舗になり、5月に第6回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で準優勝しました。さらに11月に行われた第7回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で4位に入賞するなど、知名度が少しずつ、上がっていったようです。その後も埼玉B級ご当地グルメ王決定戦に出品し続け、2011年5月の第8回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦では8位入賞、11月の第9回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦では準優勝、2012年11月の第10回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で3位入賞、2013年10月の第11回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦6位、そして2015年3月の第12回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝しました。
 2024年2月現在、「こうのす川幅うどん」を提供するお店は11店舗になっています。