浦和の鰻のお話

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更新日:
 2013年9月2日


◎浦和の鰻(2013年9月2日)
 さいたま市の浦和地区は、大昔は海だったそうです。その後の地勢変化によって、浦和地区には沼や湿地帯が残り、ウナギがたくさん生息するようになりました。
 江戸時代、浦和近郊は沼地が多く、川魚が多く生息する水郷地帯で、魚釣りなどを楽しむ行楽客で賑わっていました。その行楽の人々に、沼地でとれたウナギを出したのが始まりで、浦和を通っている中山道を旅する商人にウナギを提供する店が出たようです。当時は、蒲焼きが主流で、浦和地区は蒲焼発祥の地とも言われているそうです。
 大正時代の半ばになって、水田耕作の開発のため、地場の鰻はいなくなってしまったそうです。しかし、現在でも浦和地区には、江戸時代からの伝統の味を継承する老舗が軒を連ねています。また、うなぎの蒲焼という二百年来の伝統の味は、「浦和のうなぎを育てる会」によって受け継がれています。
 2008年(平成20年)に、さいたま市は、この伝統ある浦和のうなぎを平成20年度「さいたま市伝統産業」に指定しました。
 浦和では、江戸時代からの伝統の味「浦和のうなぎ」を広くPRするために「浦和うなこちゃん」といううなぎのマスコットを作っています。このマスコットの生みの親は、アンパンマンの漫画家として知られるやなせたかしさんです。浦和うなこちゃんは、さいたま観光大使にも任命されています。

・浦和うなこちゃん