割子蕎麦(わりごそば)

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更新日:
 2019年10月27日


◎割子蕎麦(わりごそば)(2019年12月14日)
 「割子蕎麦(わりごそば)」は、「割子(わりご)」と呼ばれる丸い漆器の容器に茹でた蕎麦を盛って出される料理。島根県の出雲地方の「出雲そば」の食べ方の一つです。三段重ねが一般的で、別途、薬味とソバツユの容器が出されます。江戸時代に松江の趣味人たちが蕎麦を野外で食べるために弁当箱として用いられた形式が基となっているようです。
 出雲地方では、昔から重箱のことを「割子、あるいは割盒」と呼んでいたそうです。当時の割子は正方形や長方形、ひし形などさまざまな形であったようですが、1907年頃、当時の松江警察署長の発議によってヒノキを用いた底の厚みがある丸形の漆器に変わったようです。当時、食品衛生は警察の管轄であったため、割子が四角形であると四隅が洗いにくく、衛生的見地から問題があると考えた警察署長の意見が採用されたようです。
 食べ方にも特徴があり、他地方では蕎麦をそばつゆの中に入れるのに対し、割子蕎麦は、蕎麦を盛った器に直接、そばつゆをかけ入れて食べます。三段重ねの場合、まず一番上の割子にそばつゆを入れて蕎麦を食べ、麺を食べ終わった時に残ったそばつゆは二段目にかけます。この時、そばつゆが少ない場合は、さらにソバツユを足す、というように、ソバツユを使い回しながら上から順に食べていきます。