広島風お好み焼き

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更新日:
 2015年9月2日


◎広島風お好み焼き(2015年9月2日)
 お好み焼きとは、もともと「麩の焼き」という小麦粉を主体とした和菓子から派生した食べ物のようです。お好み焼きの形になっていったのは、明治時代以降のようですが、食料が不足した戦後に、少量の小麦粉と野菜を多く使用して作られるようになって広がっていったようです。
 広島風お好み焼きの特徴は、生地と具材を混ぜずに焼く「重ね焼き」です。当初は、肉が入っていない野菜の重ね焼きで、二つ折りにして新聞紙にくるんで提供されていたようです。当時は、キャベツや揚げ玉などが入れられていたようですが、まだ、そば等の麺は入れられていなかったそうです。
 このクレープのような生地に、焼きそばやうどんと卵焼きを二つ折りにして挟むという初期の広島風お好み焼きのスタイルは、現在でも呉地方を中心に残っており「呉焼き」と呼ばれています。円盤状の通常のお好み焼きと比べて場所をとらないため、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの惣菜のひとつとしても売られています。また、片手で食べることも可能なため、お祭りなどの露店では、この形で売られることもあるようです。
 この形が、現在の形になったのは、広島でお好み焼き屋を経営している「みっちゃん」というお店が関係しているようです。「みっちゃん」のweb siteによると、「みっちゃん」の2代目である井畝満夫が店名を「○○ちゃん」にすること、「お好みソース」、「お好み焼きに蕎麦、キャベツ、モヤシなどを入れる」こと、「鉄板の上でヘラを使って食べる」形式や、「木製柄付きヘラ」など、現在の広島風お好み焼きに欠かせない点を考案したのだそうです。
 2006年時点で広島市だけで800軒以上(1992年、中国新聞の調べからの推定)、広島県内には1,700軒以上のお好み焼き店があるといわれているそうです。店舗数では全国3位ですが、人口10,000人あたりの店舗数では全国トップといわれているそうです。