小倉アイスのお話

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更新日:
 2013年6月2日


◎小倉アイス
 小倉アイスとは、小倉餡を混入したアイスクリームやアイスキャンディーのことです。小倉餡とは、小豆の漉し餡に、蜜漬の小豆をまぜた餡です。元々は、煮崩れしにくい大納言種の小豆の粒餡と粒の小さい普通小豆のこし餡を混ぜたものでしたが、近年では、粒餡の事を小倉餡と言う場合もあるようです。
 この小倉アイスは、東京、湯島にある甘味処みつばちが発祥で、1915 年(大正4年)に発売されたのだそうです。
 「みつばち」は、創業1909年の甘味処です。1915 年(大正4年)、氷小豆の残った種をアイスクリームを作る桶に入れておいたところ、翌日には周りが凍っていて、予想外の美味しいものができていたそうです。そこで小豆を入れて、本格的にアイスクリームを作ったところ、非常に美味しいアイスクリームができたそうです。
 色々な人に試食をしてもらったところ、非常に評判が良く、売り出すことを決め、名前について考えたそうです。当時、既に小豆の羊羹があり、小倉羊羹と呼ばれていたことから、小倉アイスにしたらどうかという助言があり、「小倉アイス」に決まったそうです。
 添加物を使用せず、小豆、砂糖、水と少量の塩だけで作られている小倉アイスは、豆の風味がしっかりと生きた味です。ミルクやクリームなどの乳脂肪分を加えていないため、さっぱりした味にまとまっています。