カツサンドのお話

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更新日:
 2010年4月17日


◎カツサンド(2010年3月7日)
 カツサンドは、カツレツ(主に豚カツや牛カツ)を食パンで挟んだサンドイッチのことです。今では、町のパン屋さんでも売られている、ポピュラーな食べ物の一つだと思います。
 このカツサンドは、上野にある「井泉(いせん)」というお店が発祥なのだそうです。井泉は、昭和5年創業のトンカツ屋さんで、現在の文京区湯島にあります。(御徒町駅から徒歩5分くらいでしょうか)店名は、初代の画号から井泉(せいせん)と名付けたそうですが、お客さんが「いせん」と呼んだため、結局「いせん」としたそうです。
 このお店は、初代が考案した「お箸できれるやわらかいとんかつ」というのが名物で、のれん分けしたお店には、このキャッチフレーズの使用を認めているのだそうです。ポイントは、「お箸で切ることができる柔らかいトンカツ」です。私は、ヒレカツをいただきましたが、カツが厚いのに、柔らかくて、本当にびっくりしました。肉は、豚の美味しさが感じられて、感動しました。
 カツサンドですが、このお店の案内に「かつサンド発祥の店」と書かれています。その説明によると、初代女将が、明治生まれにしてはハイカラな人で、朝食はトーストに紅茶だったそうです。そして、初代が作ったトンカツを見て、「これをパンに挟んだらどうか」、とふと、思いついて、日本初のカツサンドが誕生したとのことです。
 そう言われてしまえば、そんなものかもしれません。パンを日常的に食べている人からすれば、色々な食べ方を考えるかもしれません。いろいろな材料を乗せて、色々な種類のサンドウィッチを作ったかもしれません。そこに、揚げたてのトンカツがあれば、乗せてみるでしょう。そして、「お箸でも切れるトンカツ」であれば、パンに挟んでも美味しいに違いありません。是非、一度、「井泉」のカツサンドをお試しあれ。