井泉(いせん)

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

食品の話 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2015年2月5日



◎井泉(いせん)(2010年3月7日)
 井泉は、1930年(昭和5年)4月8日創業のトンカツ屋さんで、文京区湯島にあります。店名は、初代の画号から井泉(せいせん)と名付けたそうですが、お客さんが「いせん」と呼んだため、結局「いせん」としたそうです。
 井泉は、かつサンド発祥の店です。カツサンドとは、カツレツ(主に豚カツや牛カツ)を食パンで挟んだサンドイッチのことです。今では、町のパン屋さんでも売られている、ポピュラーな食べ物の一つだと思います。
 井泉の初代女将は明治生まれにしてはハイカラな人で、朝食はトーストと紅茶だったそうです。そして、初代が作ったトンカツを見て、「これをパンに挟んだらどうか」と、ふと思いついて、日本初のカツサンドが誕生したとのことです。
 創業当時、現住所は「同朋町」と言われていて黒塀に柳がなびく「粋」な横丁で、下谷花柳界の中心だったそうです。お客さんには芸者衆も多かったので、初代女将は芸者衆の口紅が取れないよう、口元が汚れないよう、気軽に食べられるように1回り小さいパンを特注してカツサンドを作ったそうです。
 また、井泉のトンカツは、初代が考案したという「お箸で切れる柔らかい」トンカツというのが特徴です。トンカツとしても柔らかくて美味しいし、カツサンドにしても柔らかくて食べやすいということが大きな特徴です。
 二代目が昭和30年代にデパートへ出店し、40年代には「暖簾分け」制度を始めたそうです。このため、井泉で修行した人が「暖簾分け」として「〇〇(地名)井泉」の名前で新しい店舗を構えているそうです。また、井泉から独立した人の多くは「〇〇泉」という屋号や店名を使用しているようです。
 ヒレカツをいただきましたが、カツが厚いのに、柔らかくて、本当にびっくりしました。肉は、豚の美味しさが感じられて、感動しました。







・ヒレかつ定食





・盛り合わせ(一口かつ、海老フライ、海老コロッケ、ほたて)



・かつサンド





・井泉(いせん)
 住所:東京都文京区湯島3-40-3
 TEL:03-3834-2901
 営業時間:月・火・木〜土:11:30〜20:50
      日・祝:11:30〜20:30
 定休日:水曜日
 駐車場:無し
 アクセス:上野広小路駅から70m
 席数:50席
 オープン日:1930年(昭和5年)4月8日