肉吸い

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更新日:
 2022年9月3日



◎肉吸い(2022年9月3日)
 大阪の代表的な料理の1つに「肉吸い」というものがあります。関東では聞いたことがなく、何のことか全く分かりませんでした。この「肉吸い」とは、「肉うどん」から「うどん」を抜いた料理で、「肉入りの吸い物」として食べるので「肉吸い」と名付けられたそうです。
 この「肉吸い」の発祥の店は、大阪、なんばにある「千とせ」というお店です。店舗は吉本新喜劇が上演している「なんばグランド花月」から歩いて1分くらいの場所にあります。劇場近くということで、出番前の芸人さん達が、よく利用しているお店だそうです。そして、このお店で「肉吸い」が生まれたのは、ある芸人さんのお蔭だそうです。
 その芸人とは、岡八朗さんと一緒に吉本新喜劇の二大巨星と呼ばれ、新喜劇の黄金時代を築き、長きに渡って君臨した花紀京(はなき・きょう)さんです。花紀京さんが、ある日、ひどい二日酔いの状態で花紀京さんがお店を訪れ、重たい物は食べたくないと「肉うどん、うどん抜きで」と注文したそうです。この食べ方が芸人仲間で広まり、「千とせ」の一番人気のメニューになったそうです。
 その後、明石家さんまさんやダウンタウンなどが「うどん屋のくせにうどんを出さない変な店がある」とテレビ番組などで言った結果、お店は有名になっていったそうです。また、吉本の芸人の間では「千とせに行けば売れる」というジンクスも生まれ、ますます芸人さんが行くお店になったそうです。