がんす

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更新日:
 2020年3月3日


◎がんす(2020年3月1日)
 「がんす」とは、広島発祥の「揚げかまぼこ」です。主にシログチやイワシなどのすり身に、みじん切りにした野菜や一味唐辛子などを混ぜ、長方形に成形し、パン粉をつけて揚げてあるのが特徴です。サクっとした中に、魚肉の旨味がほとばしり、ビールにぴったりの食べ物です。特に出来立て揚げたてのものは、衣のさっくり感とパン粉の香ばしさ、熱々のジューシーな食味がなんともいえない美味しさです。
 生産している蒲鉾屋の軒数自体は減っているようですが、現在でも広島市西区の一部地域や呉市などで作られ、地元のスーパーなどで販売されているほか、居酒屋などでもメニューにあります。対岸の愛媛県でも製造、販売する業者が存在しています。
 名前の由来は、広島弁の「~です」という意味で使われる「~でがんす」だと言われています。広島市西区の蒲鉾屋あるいは、呉市広の蒲鉾店が最初に名づけたなど説があるようですが、明確にはなっていないようです。
 広島市西区や呉市では広く知られていたようですが、市内中心部ではマイナーな食べ物だったそうです。この「がんす」を広めたのは広島県呉市の株式会社三宅水産の社長のお嬢さん、三宅結花さんだそうです。「がんすのおいしさをもっと多くの人に知ってもらいたい」とのジモト食への想いから、2006年7月に自ら「がんす娘」というキャラクターに扮し、スーパーなどで試食販売を実施したそうです。地道な販売活動に力を入れた結果、真摯な活動がメディアなどにも取り上げられ、また「がんす」の美味しさが口コミで広まったこともあり、次第に広く知られるようになったそうです。