鹿児島王将

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2020年7月20日



◎鹿児島王将(2020年5月30日)
 「鹿児島王将」は、全国に餃子と中華料理のお店をチェーン展開している「餃子の王将」から正式に暖簾分けしたお店です。「餃子の王将」から暖簾分けしたお店は、「大阪王将」と「鹿児島王将」の2つがありますが、「餃子の王将」という商標を使うことができるのは、「餃子の王将」以外では「鹿児島王将」だけです。
 「鹿児島王将」は、鹿児島市城西1丁目に本社がある鹿児島王将株式会社(1978年創業、資本金2,500万円、代表取締役、稲盛豊実氏、社員数54名)が運営しています。2020年5月現在、鹿児島県の鹿児島市、霧島市に9店舗(鹿児島市内に8店舗、霧島市内に1店舗)があります。看板には「餃子の王将」と書かれていますが、本家、餃子の王将とは色が微妙に異なっています。
 鹿児島王将設立のきっかけは、京セラ株式会社の創業者である稲盛和夫氏の奥さん、朝子さんの弟が餃子の王将で働いていて、独立したいと考えたことだそうです。京セラ(株)は1959年4月創業、京都府京都市伏見区に本社を置くファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾、医療用製品などを製造する大手電気機器メーカーです。京セラは2020年3月期で連結子会社が283社、持分法適用会社が14社あり、連結売上は1兆6,000億円、単体で7,300億円という超巨大企業です。
 当時、すでに名前が知られていた京セラの社長であった稲盛和夫氏が餃子の王将の創業者である加藤朝雄社長に相談し、快諾を得て、1978年7月に「鹿児島王将株式会社」を設立し、1978年9月に鹿児島市中町に1号店となる中町店をオープンしました。当時はカウンターの19席のみで、餃子などの仕込み場も店内にある小さな店舗だったそうです。「うまい」、「やすい」、「はやい」にこだわり、主に学生をターゲットにしたことであっという間に人気店となったそうです。
 また、出店する際、「鹿児島王将」は餃子の王将との間で「鹿児島県内における出店は餃子の王将ではなく、鹿児島王将に一任する」旨の協定を結んでいるそうです。また「鹿児島王将」は、隣県の宮崎県にも出店できる協定になっており、2011年(平成23年)3月31日に宮崎県宮崎市に大塚店をオープンしています。(大塚店は、2017年(平成29年)9月30日で閉店しています。)
 ただし、出店一任協定は鹿児島県のみであるため、宮崎県には王将フードサービス、もしくはそのFCによる「餃子の王将」も出店可能です。ただ、2020年5月現在、「餃子の王将」は宮崎県には出店していません。一方、「大阪王将」は鹿児島県、宮崎県の両県に出店しています。
 「鹿児島王将」の調理の基本は、もともと京都の「餃子の王将」から受け継いでいますが、味は鹿児島の人の好みに仕上げているそうです。全店舗で1日に3000食ほど出るという餃子は、毎朝4時頃から工場で手作りされ、開店前に各店舗に配送されているそうです。餃子に使う肉には、冷凍物は一切、使用していないため、大量に作り置きして冷凍保存もしないそうです。
 また、天津飯は鹿児島の甘い濃口醤油を使った甘酸っぱいあんが特徴で、「餃子の王将」とは異なる味だそうです。この天津飯は、開店してから1年ほどしてから登場したメニューだそうです。本家「餃子の王将」の天津飯は、関東は塩ダレ、関西は醤油ダレですが、「鹿児島王将」の天津飯は黒酢タレだそうです。この天津飯は鹿児島県民が大絶賛だそうです。

・鹿児島王将 中町店
 住所:鹿児島県鹿児島市中町1-4 第3マルタマビル
 TEL:099-226-4718
 営業時間:11:00〜22:00
 定休日:お盆、年末年始
 駐車場:無
 アクセス:天文館通駅から徒歩約2分
 カード:不可
 席数:30席(カウンター:16席、座敷テーブル席:3卓)
 オープン日:1978年9月