中華そば 猪虎(いのこ)

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更新日:
 2020年7月25日



◎中華そば 猪虎(いのこ)(2020年7月25日)
 「猪虎(いのこ)」は、レストラン・バー「イマジン」のマスターをしていた猪子弘二氏が、2004年7月に小松島市金磯町にオープンしたラーメン屋さんです。店主の猪子弘二氏の名字から「猪虎(いのこ)」と名付けられています。現在では、株式会社翔(かける)が運営する形で、会社組織になっています。
 元洋食店のシェフが創るこだわりの鶏ガラ豚骨醤油スープは、普通の徳島ラーメンとは異なる独特のスープだそうです。猪虎の鶏ガラ豚骨醤油スープは、常に新しい鶏ガラと豚骨を使用し、見た目は茶系ですが、茶系独特な甘辛さは無く、香ばしい醤油とコクに深みのあるスープです。鶏ガラ豚骨醤油の要となるかえし「醤油ダレ」は濃口醤油と薄口醤油の2種類を独自の配分でブレンドし、その醤油で炊いたチャーシューから出る豚の脂の甘味を抽出しています。
 このため猪虎では、チャーシューも自慢の一品です。チャーシューは生姜で茹でた後、かえし(醤油ダレ)で40分炊いて柔らかく、かつ余分な脂を落とし、豚の脂の甘さを際立たせています。チャーシュー丼も自慢の一品だそうです。
 メニューはシンプルに「中華そば」と、「中華そばチャーシュー入り」という2種類のみです。御飯は、自慢のチャーシューを使ったチャーシュー丼とチャーハンです。ラーメン屋さんにありがちな餃子はありません。
 現在では客足が絶えない人気店ですが、一度、閉店しているそうです。オープンから半年ほど経った2005年1月頃に徐々に客足が遠のき、厳しい状況に陥っていたそうです。そこで猪子氏は閉店を決断し、2週間ほど閉店し、その間に味の改良に全力を注いだそうです。最初の4〜5日はラーメン店を食べ歩いて研究し、その後は出汁の見直しを始めたそうです。昆布、野菜、牛乳などを使用していた出汁をゲンコツ、鶏ガラ、豚足だけに変更したそうです。また、シャンタン、黒ゴマペースト、ホタテペーストなどの材料を使用していた「かえし」は、濃口醤油、薄口醤油とチャーシューの煮汁に変更したそうです。不要なものを省いて完成したスープは、素材の旨味が喧嘩せず、調和のとれた味に仕上がりました。また、再開の1か月後には麺を変更したそうです。
 2014年にはホールと厨房をリニューアルし、2016年9月には現在の小松島市横須町に移転しました。店主は、自分のお店の繁盛だけでなく、店で修業した人が独立するのを手伝っているようです。お弟子さんのお店は、「猪虎」の屋号の「猪」か「虎」に関連した名前を付けるルールがあるようです。2010年1月に「うりぼう」、2011年3月に「大河(たいが)」、2011年10月に「虎子(とらじ)」、2016年7月に「○虎(まるこ)」というお店が徳島県内各所にオープンしています。それぞれ「猪虎」の味を受け継いでいますので、中華そばとチャーシューがメインのお店になっています。
 新しい徳島ラーメンの味を広げている中華そばグループの元祖、「猪虎」には、是非、行くべきですね。できれば、お弟子さんのお店も確認したいです。











・中華そば(大)



・中華そば チャーシュー入り



・チャーシュー丼
 ワサビとマヨネーズをつけられるとのことでしたが、山葵だけをいただきました。



・中華そば 猪虎(いのこ):http://ramen-inoko.com/
 住所:徳島県小松島市横須町8-52 ハッピープラザ内
 TEL:0885-33-0839
 営業時間:11:00〜20:00(売り切れ次第終了)
 定休日:不定休
 駐車場:有
 アクセス:JR、南小松島駅から徒歩約10分
 カード:不可
 席数:36席
 オープン日:2004年7月