大阪ぼてぢゅう

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更新日:
 2019年7月30日



◎大阪ぼてぢゅう(2016年7月25日)
 「ぼてぢゅう」は、お好み焼の飲食店チェーンで、有名だと思います。「大阪ぼてぢゅう」というのは、同じ「ぼてぢゅう」という名前ですが、全国各地にある「ぼてぢゅうグループ」とは異なるお店です。ただ、その起源は同じです。ちなみに「ぼてじゅう」という名称は、お好み焼きを「ぼて」と返し、「ぢゅう」と焼くリズムに由来しているそうです。
 「ぼてぢゅう」は1946年(昭和21年)6月に、西野栄吉夫妻が大阪市西成区玉出に開業したお好み焼き店「ぼてぢゅう」が起源です。ただし、店といっても、当時は自宅の軒先に置いたテーブル3台のみで、どちらかと言うと屋台に近い規模だったそうです。「とん玉」、「いか玉」をはじめ、焼きそば、鉄板焼、玉子巻などメニューが充実していたことで、玉出近辺では評判の店だったそうです。
 その後、1953年(昭和28年)に宮原勝一氏が出資し、宗右衛門町に「玉出ぼてぢゅう」を開店したそうです。この店は大阪で初めてカウンター方式を採用したそうです。また宗右衛門町という場所柄、水商売の女性からも支持され、彼女らの口に合うようにマヨネーズとからしの味付けを考案したそうです。
 1957年(昭和32年)、西野氏は宮原氏と袂を分かち、同じ宗右衛門町に「ぼてぢゅう総本家」を開業したそうです。「ぼてぢゅう総本家」は西野栄吉社長の後、息子の勝氏が2代目社長を務めたそうですが、2009年(平成21年)5月に破産、廃業しました。
 一方の「玉出ぼてぢゅう」は、西野氏が去った後、「大阪ぼてぢゅう」と屋号を改め、現在でも営業をしています。すなわち「大阪ぼてぢゅう」は、もともとの「ぼてぢゅう」を作った西野氏と共同で経営していた「玉出ぼてぢゅう」の後の姿ということです。
 西野氏の「ぼてぢゅう」は2009年(平成21年)5月に破産、廃業したのですが、その商標権などを北村貞次氏が社長を務めていた(株)大阪フード(ぼてぢゅうグループ)が買い取り、現在でも「ぼてじゅう」としてお好み焼き屋さんを展開しています。
 「大阪ぼてぢゅう」は、現在は会社組織となっており、大阪市中央区難波に本社を置く「株式会社ぼてぢゅうコーポレーション(宮原寿夫社長)」が運営する形になっています。以前は梅田や関東地区にも店舗を展開していましたが、現在では縮小し、2016年現在、御堂筋を挟んで東側、難波本通に「本店」、西側、なんば楽座に「西店」の2店舗を構えるだけとなっています。



・大阪ぼてぢゅう 本店
 住所:大阪府大阪市中央区難波3-7-20
 TEL:06-6211-3641
 営業時間:11:00〜23:30
 定休日:1月1日
 駐車場:無
 アクセス:難波駅、11番出口、徒歩1分
 カード:可(JCB、AMEX、VISA、MASTER)
 席数:180席
 オープン日:1953年