てきさす

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更新日:
 2022年8月7日



◎てきさす(2022年6月12日)
 「てきさす」は、金沢のカレーライス専門店、インデアンカレーのフランチャイズ1号店であった大徳店が、後に独立したのだそうです。インデアンカレーで働いていた道上裕夫氏が、自分でお店を設立したいとの思いから、インデアンカレーの創業者、野村幸男氏の許可を得て1974年に独立し、「てきさす」を開店したそうです。当時、道上裕夫氏は22歳だったそうです。
 日本のカレーの特色は、インドの料理と異なり、小麦粉を使ったとろみがあることです。「てきさす」のカレーは、食べ終わるまでライスにカレーが染み込まないという強力な濃厚さと、それに負けないコクにこだわったカレーだそうです。また、カレーに「デーツ」を使っていることも特徴です。「デーツ」とはナツメヤシの実のことで、栄養素が豊富でプルーンに劣らない健康食品として有名です。ラードは使わず、香辛料は32種類を組み合わせているそうです。香辛料は季節に応じて調整するため、季節ごとに少し味が変わるそうです。
 また、お客さんの半数以上が注文するという名物料理に「テキサスロール」があります。カレーにトッピングしたり、御飯とセットになった定食でも提供されています。「てきさす」の名物のテキサスロールは、明太子を大葉と鶏肉でくるんで揚げた料理です。
 このテキサスロールが生まれたのは、独立して10年後くらいのことだそうです。道上裕夫氏の兄弟が居酒屋をやっていて、そこの板前さんと「誰にも真似できないメニューはないか」なんていう話をよくしていたそうです。その時の会話をヒントにして生まれた料理だそうです。真似ができないのは仕込みに手間がかかるからだそうです。鳥の胸肉を薄切りして、大葉を敷いて、辛子明太子を乗せて、くるっと巻くのですが、カレーの仕込みや他の作業をしながら、1日300本近くを作るのだそうです。手慣れたスタッフでも80本のテキサスロールを巻くのに15分ほどかかるそうです。1日分を仕込むのに最低1時間はかかるそうです。
 テキサスロール以外にも定食だけで20種類以上のメニューがある上、もともとのカレーも種類が豊富です。親に当たるインデアンカレーは2003年(平成15年)に解散しています。(後、「金沢カレー」ブームによって、2011年12月3日に復活しています。)もともとの金沢カレーの味を今に伝える老舗ですので、金沢に行ったら、是非、行きたいお店です。

・てきさす
 住所:石川県金沢市松村町1-365
 TEL:076-268-3230
 営業時間:11:00〜15:00、17:00〜21:00
 定休日:火曜日夜、水曜日
 駐車場:有
 アクセス:北陸鉄道、浅野川線、上諸江駅から約3km
 カード:可(JCB、AMEX、Diners)
 席数:32席
 オープン日:1974年