ゴールドカレー

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更新日:
 2022年8月7日



◎ゴールドカレー(2022年6月12日)
 「ゴールドカレー」は石川県金沢市に本社がある株式会社ゴールドフーズ(設立:2012年4月、資本金:1,000万円、代表取締役:今井章完(いまい・あきひろ))が運営しているカレー屋さんです。創業者の今井章完氏は高校を卒業後、建築の専門学校に進学したものの、やりたいことが見つからず卒業後は、父親の紹介で社会福祉協議会に就職しました。障害者や高齢者の世話をしている中、「20歳なのに、このまま、この仕事で一生を終えていいのか?」と自問自答し、1年で辞め、学生時代にアルバイト経験があった運送業の仕事に就いたそうです。長距離もやり、5年経った頃、自分が何処まで通用するか試したくなり、当時、最も過酷で運送業の頂点と言われていた佐川急便に就職したそうです。佐川急便では、セールスドラーバーだったため配達業務の他にも営業もしなくてはいけなかったそうです。午前中に配達を終わらせ、午後は集荷をし、100件の担当エリアを隈なく回り、普通は2日かかる仕事を1日でこなし、月給は92万円になったそうです。
 10年も働いた頃、同級生で、金沢市でもかなり大きな商売をしていた米卸業者の工場長から、「チャンピオンカレーが、フランチャイズ店をやる人を探しているけどやらないか?」と打診されると、直ぐに「やる!」と答えたそうです。当時のチャンピオンカレーは1日に1,300人が来店していた金沢カレーの超有名店で、たまたまフランチャイズ展開を検討していたそうです。今井章完氏は本店で米の炊き方、パン粉の付け方、カツの揚げ方などを習得し、34歳の時、独立し、フランチャイズ店、「カレーのチャンピオン 新県庁前店」を開業したそうです。
 最初の1年は、ただ一生懸命に店を切り盛りしていたそうですが、店で直接「お客様の声」を聞いていると、何とかお客様の要望に応えたくなったそうです。しかし、フランチャイズなので、オリジナルな事がしたい場合は本店に申請して、許可が出ないとできなかったそうです。また、申請が通るものは限られていて、全く新しい取り組みは通らないため、利益は安定していたものの、何かが違うと思うようになったそうです。そこで独立して、独自のカレーを開発し、自分の追い求めるカレーショップを目指そうと考えたそうです。そして2005年(平成17年)11月に独立し、「ゴールドカレー」を設立しました。
 今井章完氏は「ゴールドカレー」を設立すると「金沢らしさ」に拘り、「加賀野菜の中で何がカレーに合うか?」と考え、金沢で有名な「五郎島金時」というサツマイモを使うことを考えたそうです。元々、金沢カレーは小麦粉を使った欧風カレーでドロッとしたとろみがあるタイプだったことから、サツマイモならとろみ付けにもなるので、サツマイモをペースト状にして使用することを思いついたそうです。すると、とろみだけでなく、旨味も甘みも絶妙で、味の重なりから複雑なコクが生れたそうです。試行錯誤を繰り返し、何処にもないオリジナルの金沢カレーが誕生したそうです。今井章完氏が35歳、金沢ゴールドカレーとして開業してから1年後の事だそうです。
 また、能登豚のカツもメニューに加えたそうです。さらにメニューが少ないというお客様の声があれば、メニューを増やし、お客様のニーズに応えてきたそうです。このためカツの種類や野菜カレーなど、色々、選べるようにしたそうです。最近では、カツが乗った「カツカレー」と、オムレツが乗った「オムカレー」が二枚看板となっているそうです。

・ゴールドカレー 本店
 住所:石川県金沢市藤江北1-393
 TEL:076-267-7705
 営業時間:11:00〜23:00
 定休日:無
 駐車場:有
 アクセス:北陸鉄道、浅野川線、上諸江駅から約2.4km
 カード:不可
 席数:28席
 オープン日:2005年(平成17年)11月