お食事処 喜八

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

食品の話 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2018年6月12日



◎お食事処 喜八(2018年6月12日)
 もともと「大喜」というお店は、終戦間もない1947年(昭和22年)に高橋是康氏が創業したそうです。最初はあっさりした醤油味だったようですが、米飯を持ち込んでラーメンをおかずに食べる客が多く、汗で流れ出た塩分を補給する狙いもあって、味がどんどん濃くなっていったようです。
 お店によると「60年前からのブラックラーメンの味を守り続けているお店です。先代のブラックラーメンの創始者高橋氏の最後の弟子として独立してやっています。又、高橋氏の『時代に合わせてやれよ』を念願において、やっと少し出来てきたかな?と思っています。2ヶ月かけてようやく出来る熟成の醤油ダレが60年の味を今に伝えています。黒いスープに沈む独特の中太麺をすすりながら、白いご飯を食べるのが作法です。」ということです。
 熟成の醤油ダレは、富山産を含む4種類の醤油、酒と数種類の調味料を合わせた醤油ダレに、豚の腕肉を使用したチャーシューの旨味を移して2ヶ月ほど寝かせることで、塩辛いだけではない芳醇な醤油ダレができるそうです。これに雑味のない鶏ガラスープを合わせることで、伝統を守りつつ、時代に合わせた味づくりを追求した「富山ブラック」が完成するのだそうです。ちなみに、しょっぱさは昔の「大喜」の6割ほどに抑えているそうです。
 喜八のスープは三階建てだそうです。第一が二ヶ月間寝かせた特製醤油ダレ、第二のスープは鶏ガラスープ、そして第三のスープはメンマに絡んでいるとろみのある煮汁だそうです。このスープを具に混ぜてから食べるのが正しい食べ方だそうです。食べるにつれてだんだん美味しくなって、食べ終わる頃が最高に美味しくなっているそうです。さらに胡椒をたっぷりかけても、より一層、美味しくなるとのことです。
 「お食事処 喜八」は「富山ブラック」を全国に知らしめたお店として有名だそうです。2007年に超人気グルメ漫画「美味しんぼ」の原作者、雁屋哲氏が開設したラーメンをテーマに評論家やグルメな会員たちが激論を交わすweb site「美味しんぼ塾」の企画「ラーメン会議プロジェクト」で郷土ラーメンの名店6店舗が選出されたのですが、その中に中部地区代表として入ったことから全国的に有名になったそうです。
 なお、もともとの「大喜」は2000年(平成12年)に廃業し、富山市柳町に本社がある有限会社プライムワンという会社が経営権を買い取り、店名を「西町大喜」に変えて営業をしています。

・お食事処 喜八
 住所:富山県富山市奥田寿町6-3 奥田ビル 1F
 TEL:076-443-1888
 営業時間:11:00〜14:40、17:30〜20:50
 定休日:月曜日、日曜日(日曜は月1回の不定休)
 駐車場:有(共同駐車場)
 アクセス:富山ライトレール、奥田中学校前駅より、徒歩6分
 席数:28席