サッポロラーメン 国立本店

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更新日:
 2020年12月30日



◎サッポロラーメン 国立本店(2020年12月20日)
 「サッポロラーメン 国立本店」というお店ですが、ラーメンではなく、「すたみな丼」発祥の店として有名なお店です。現在、「伝説のすた丼屋」というお店が日本中、あるいはアメリカにまで進出し、「スタ丼」という料理をアピールしています。
 この「スタ丼」の発祥の店が、東京都国立(くにたち)市にある「サッポロラーメン 国立店」です。1971年に開業した同店は、元ボクサーの橋本省三氏が経営していました。橋本氏は、面倒見の良い人柄もあって、「若いやつらに安くて旨いものを腹いっぱい食べさせてやりたい」という思いから生み出したのが「スタ丼」だそうです。戦中戦後を過ごした人だったため、白飯を腹いっぱい食いたいという思いがあって、そこが出発点なのだそうです。肉を食べたいけど、子供の頃は食べられなかったため、肉で腹いっぱい白飯を食べるっていうコンセプトでできたそうです。並は丼でしたが、大盛りはラーメン丼になり、たったの50円しか値段が上がらなかったそうです。その代わり、残したら250円ということだったそうです。
 当時、深夜までやっている店がない時代に深夜営業をやって。コンビニやファミレスの店員や、やんちゃな人たちなどが集まっていたそうです。近くには一橋大学、都立国立高校、都立第五商業高校、国立音楽大学附属高校などがある学生街で、昼間は食べ盛りの男子学生、夜はやんちゃな人達など、多くの人々にスタ丼が支持されたそうです。
 「おやじ」と従業員に慕われた橋本氏は1987年に50歳の若さで逝去されました。当時、営業していた3店舗は、それぞれの店長に委ねられたそうです。舩津正則氏が「サッポロラーメン 国立店」を継ぎ、残りの2店舗を運営していた会社が統合して生まれたのが「伝説のすた丼屋」を展開している株式会社アントワークスです。従って、アントワークスと「サッポロラーメン 国立本店」の間に、直接のつながりはありません。アントワークスは、2004年に早稲田店を開店した際、「伝説のすた丼屋」に屋号を変えたそうです。それまでは「スタ丼」とカタカナ表記だったものを平仮名に変えたようです。したがってサッポロラーメンはカタカナ表記、アントワークスは平仮名表記になっています。
 「サッポロラーメン 国立店」は、現在は「サッポロラーメン 国立本店」と称しているようです。舩津正則氏が、橋本省三氏から引き継いだ味を、そのまま現在まで伝えているそうです。国立に行ったら、是非、訪問したいお店です。

・サッポロラーメン 国立本店
 住所:東京都国立市西2-10-4
 TEL:042-575-9590
 営業時間:10:30〜24:30
 定休日:水曜日
 駐車場:無
 アクセス::JR、国立駅、南口から徒歩約10分
 カード:不可
 席数:10席
 オープン日:1971年