伝説のすた丼屋

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更新日:
 2020年12月30日



◎伝説のすた丼屋(2020年9月25日)
 「伝説のすた丼屋」というお店があります。何が「伝説」で、「すた丼」とは何なのでしょうか?「すた丼」とは、「厳選された豚肉を『秘伝のニンニク醤油ダレ』で炒めたボリューム満点の丼」のことだそうです。「すた丼」とは、「スタミナ丼」の略称だそうです。この「すた丼」は、国立(くにたち)や国分寺など、主に東京多摩地区の中央線沿線で長年親しまれた、ご当地グルメともいうべきソウルフードだそうです。
 「伝説のすた丼屋」は、東京都中野区中野に本社がある株式会社アントワークス(創業:1971年、設立:1989年3月、資本金:4,500万円、代表取締役会長:早川秀人、代表取締役社長:早川淳)が運営しています。
 「すた丼」の発祥の店は、東京都国立(くにたち)市にある「サッポロラーメン 国立店」だそうです。1971年に開業した同店は、元ボクサーの橋本省三氏が経営していました。橋本氏は、面倒見の良い人柄もあり、「若いやつらに安くて旨いものを腹いっぱい食べさせてやりたい」という思いから生み出したのが「スタ丼」だったそうです。
 橋本氏は戦中戦後を経験したため、白飯を腹いっぱい食いたいという思いがあり、そこが出発点だったそうです。肉を食べたかったものの、子供の頃は食べられなかったため、肉で腹いっぱい白飯を食べるというコンセプトで作った料理だそうです。並は丼で提供していましたが、大盛りはラーメン丼で提供し、しかも値段は、たったの50円しか上げなかったそうです。その代わり、残したら250円という罰金制度だったそうです。
 当時、深夜までやっている店がない時代に深夜営業をやったため、コンビニやファミレスの店員や、やんちゃな人たちなどが集まっていたそうです。近くには一橋大学、都立国立高校、都立第五商業高校、国立音楽大学附属高校などもある学生街で、昼間は食べ盛りの男子学生、夜はやんちゃな人達など、多くの人々にすた丼が支持されたそうです。
 「おやじ」と従業員に慕われた橋本氏は1987年に50歳の若さで逝去されました。当時、営業していた3店舗は、それぞれの店長に委ねられたそうです。舩津正則氏が「サッポロラーメン 国立店」を継ぎ、残りの2店舗を運営していた会社が統合して生まれたのがアントワークスです。従って、アントワークスと「サッポロラーメン 国立店」の間に、直接のつながりはありません。アントワークスが創業1971年としているのは、この点のようです。
 アントワークスの創業者の早川秀人氏は、「サッポロラーメン 国立店」に19歳でアルバイトに入り、その後、22歳で社員になり、その後、店長となって店を任されていたそうです。橋本氏亡き後、もっと広い地域のたくさんの人に食べてもらいたいと考え、1989年3月に有限会社アントワークスを設立し、チェーン展開をしていったそうです。
 2000年9月にすた丼を主力商品とした「名物すた丼の店」を開店させると、2001年5月に株式会社アントワークスに組織変更しました。この頃は、1〜2年に1店舗くらいのペースで店舗展開をしていたそうです。その後、2004年に早稲田店(現在は高田馬場店に移転)が23区内に初進出したのを機に「伝説のすた丼屋」に屋号を変えたそうです。それまでは「スタ丼」とカタカナ表記だったものを平仮名に変えたようです。
 2020年9月現在、伝説のすた丼屋は日本国内に留まらずアメリカにも進出し、国内86店舗、海外5店舗を展開しています。また、国分寺店は「サッポロラーメン」時代からあるため、外観が新規店舗とは異なるようです。



・すた丼





・伝説のすた丼屋 国分寺店
 住所: 東京都国分寺市南町2-16-14 富士野ビル 1F
 TEL:042-323-5145
 営業時間:11:00〜翌3:00
 定休日:無
 駐車場:無
 アクセス:JR、香西駅から徒歩約10分
 カード:不可
 席数:34席
 オープン日:1982年