ザンギのお話

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更新日:
 2013年6月2日


◎ザンギ(2013年6月2日)
 北海道では「唐揚げ」(厳密には、唐揚げのような食べ物)を「ザンギ」と呼んでいます。昭和35年、北海道釧路市の末広歓楽街にある鶏料理店「鳥松」が発祥と言われています。もともとは、鶏の骨付き肉を唐揚げにして、ソースをつけた料理だそうです。中国料理の「炸鶏(ザーギー)」に「運(うん)」がつくようにと「ン」を足して、「ザンギ」と名付けられたのだそうです。ちなみに、この鳥松は、現在もザンギ発祥の店として、昔ながらの骨付きザンギを作り続けています。(現在は3代目)
 これが北海道中に広がり、北海道内で「ザンギ」という名称が広まったようです。北海道ザンギ連盟によると、「一般的にニンニクや生姜を入れた醤油ダレに漬け込んだ鶏肉を小麦粉や片栗粉にまぶして揚げた物を唐揚げと言いますが、北海道では、「『ザンギ』と言われています。」と説明しています。
 現在では、塩ザンギ(白ザンギ)など、家庭や飲食店で作られる様々なザンギがあるため、どういうものがザンギなのかと言い切る事が難しくなっており、「鶏を揚げた物は、みなザンギで良いのではないか。」という結論に達したようです。この定義では、「ザンギ=鶏の唐揚げ」となります。
 最近では、独自のタレを開発し、「ザンタレ(ザンギ専用タレ)」と呼んで、このタレをかけて提供するスタイルも定番となっているようです。さらに、鶏のから揚げどころか、釧路近海で取れる海産物などを揚げた料理も、○○ザンギと呼ばれているようです。
 くしろザンギ推進協議会によると、地元で採れた食材を使った「鮭ザンギ」、「くじらザンギ」、「鹿ザンギ」、「たこザンギ」、「ホルモンザンギ」などのほか、蕎麦粉を使った「そばザンギ」など、「ザンギ」という言葉が「唐揚げにしたもの」という意味で、幅広く使われているそうです。