パエリア、パエリヤ、パエージャ

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更新日:
 2014年11月3日



◎パエリア、パエリヤ、パエージャ、paella(2014年10月15日)
 パエリアは、パエリヤ、またはパエージャ(バレンシア語:paella)とも呼ばれ、米どころとして知られるスペイン東部、バレンシア地方発祥の料理です。パエジェーラと呼ばれる専用のパエリア鍋(両側に取っ手のある平底の浅くて丸いフライパン)で調理する米料理で、野菜、魚介類、肉など、たっぷりの具を炒めて、米と水、黄色の着色料としてサフランを加えて炊き上げます。鍋の底に「ソカラ(socarrat)」と呼ばれるお焦げが出来るように調理することが重要で、ここが一番、美味しいという人もいるようです。
 スペインを代表する世界的に人気料理の1つで、本場バレンシア地方ではパエリアの祭りもあります。伝統的な調理法では、ある程度炊き上げてからパエリア鍋をオーブンに入れ、加熱することで水分を飛ばすそうですが、屋外で薪を使って炊いたパエリアが真のパエリアだとする意見もあるようです。
 「パエリア」は、バレンシア語で「フライパン」を意味しています。バレンシア地方から、それ以外の地域に、この調理器具を用いた料理法が伝わるうちに、調理器具の名前ではなく、料理の名称として認識され、広まっていったと考えられます。スペインでは、パエリアを炊く人のことを女性の場合「パエジェーラ(paellera)」、男性は「パエジェーロ(paellero)」と呼ぶそうです。
 パエリアの起源は、スペインに稲作をもたらしたアラブ人に由来するそうです。西暦9世紀以後、アル=アンダルスのムスリムの間で作られてきたそうです。白身魚、エビ、ムール貝(ムラサキイガイ)、ヨーロッパアカザエビ、イカなどの魚介類を用いたパエリアが有名ですが、バレンシア風パエリア(paella valenciana)はウサギ肉、鶏肉、カタツムリ、インゲンマメ、ピミエント(パプリカ)など、山の幸を中心に用いて作るそうです。
 魚介と肉を両方入れたパエリアをパエージャ・ミスタ(paella mixta、ミックスパエリア)と呼ぶそうですが、比較的、新しい種類のパエリアであり、邪道と考えるスペイン人もいるそうです。パエリアに使われる米は長粒種ではなく短粒種です。