チキンライス、ケチャップライス

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更新日:
 2021年1月3日



◎チキンライス(2014年11月25日)
◎ケチャップライス(2014年11月25日)

 チキンライスといっても、ここではシンガポールやマレーシアで有名なチキンライスではなく、トマトケチャップで味付けされた日本の洋食についてまとめます。
 チキンライスは、日本発祥の洋食とされており、味付けにはほとんどの場合「トマトケチャップ」が用いられています。主な具材として鶏肉、玉葱、マッシュルーム、人参、グリーンピース、コーンなどがあり、これらをみじん切り、あるいは小さな賽の目切りにして、米飯と一緒に炒めた料理です。
 大正時代には「チッケンライス」と呼ばれ、炒めた鶏肉、ニンジン、玉ネギを加えて炊いた西洋風の炊き込み御飯として提供されていたようです。ケチャップを使用していないため、赤くはなかったようです。ケチャップ味になったのは、大正末期から昭和に入ってからとされているそうです。
 ケチャップが日本で一般に出回るようになったのは1908年(明治41年)以降だそうです。輸入食材のスーパーとして知られる明治屋のPR誌には「1908年、マシルームチョップ、小瓶:40銭、トマトケチョップ:同25銭を輸入した」という記録が残されているそうです。また、1908年は、カゴメの創業者、蟹江一太郎がトマトケチャップの国産第1号を発売しています。
 当初は効果なものだったと推測できますが、輸入や国内製造が増えていくことで価格も安価になっていき、次第にトマトケチャップが様々な料理に利用されるようになっていったのだと考えられます。それに伴って、ケチャップで味付けしたチキンライスが生まれていったようです。
 基本的な作り方は、フライパンに油をひき、鶏肉を入れて色が変わるまで炒め、その他の具を入れて一緒に炒め、しばらくしたら炊いた米の飯を入れます。塩、コショウなどで味付けし、最後にトマトケチャップを加えて炒めるという作り方です。
 油で炒めずに炊き込む場合もあり、炊飯器で調理される事もあるようです。また、具材も多様化しており、鶏肉ではなく、ハムやベーコンを具材とした料理もあるようです。ただし、鶏肉を使わない場合は「チキンライス」ではなく、「ケチャップライス」と呼ばれるようです。また、薄焼き卵で包めば「オムライス」になります。