太田焼そば、上州太田焼そば

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更新日:
 2021年11月4日



◎太田焼そば(2021年11月3日)
 「太田焼きそば(おおたやきそば)」は、群馬県太田市で提供されているご当地焼きそばです。静岡県富士宮市、秋田県横手市と合わせて、日本三大焼きそばとされているそうです。
 太田市では昔から焼きそばが広く、食べられていたようです。太田市は、大正時代から工業の町として知られており、民間初の航空機、エンジンメーカーである中島飛行機製作所の飛躍をきっかけに工業都市として発展し、高度経済成長期には航空機産業で培った技術をもとに繊維産業や自動車産業に進出した企業が増加し、北関東を代表する工業都市になりました。
 この戦後の高度経済成長期には、スクーターなどの製造で発展した株式会社SUBARUや、その関連会社で働くために多くの人が出稼ぎとして太田市に流入していたそうです。そのような季節労働者として働く人達には、東北地方からの人達も多かったようです。東北地方では古くから焼そばが食べられており、例えば、秋田県横手市は「横手焼きそば」が有名です。このような人達が太田に焼そばを持ち込んだのではないかと考えられているようです。焼そばは安くてボリュームがある上、汁がないことから伸びることがなく、時間が経っても食べられるところが、工場で働く人たちに受け入れられたのではないかと考えられているそうです。
 この太田市で食べられていた焼きそばを「上州太田焼そば」という名称にして町おこしに利用しようとしたのが太田市観光協会です。太田市観光協会が中心となって、焼そばの街、太田を全国にPRしようと、2002年(平成14年)10月28日に「上州太田焼そばのれん会(事務局:群馬県太田市龍舞町)」が設立されました。この会は、やきそばマップの作成、市内での各種イベント協賛、やきそばの街としての振興活動を行い、2021年現在、賛助会員も含めた会員数が40店舗になっています。
 その「上州太田焼そば」の特徴は、「同じものは2つとしてない」ということだそうです。太麺、細麺、中太麺、甘目め、甘辛め、中華風味付け、洋風味付けのほか、トッピングの多彩さなど、全て、お店独自の作り方で良いそうです。このため、入会に際して味付けや製法の条件は設けていないそうです。現在、太田市内には焼きそばを出す店が30店以上あり、様々な焼きそばが提供されているそうです。