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更新日:
 2009年1月28日


◎ニホンウナギ:世界初の親魚捕獲、マリアナ諸島西方で(2008年9月23日、毎日新聞)
 生態に謎の多いニホンウナギの親魚が、マリアナ諸島西方の太平洋で、世界で初めて捕獲された。水産庁と水産総合研究センターが22日、発表した。現場の水温や塩分濃度も分かり、養殖技術の向上にもつながるという。
 ニホンウナギの産卵については、東京大のチームが05年、同じ海域で大量の赤ちゃんウナギ(仔魚=しぎょ)を捕獲。産卵場所はほぼ特定されたが、親ウナギや卵は見つかっていなかった。
 同センターは、漁業調査船「開洋丸」(2630トン)で、今年6月と8月、大型の網を使って調査した。この結果、約150キロ離れた2地点から、ニホンウナギの雄2匹と雌1匹、性別不明な1匹の計4匹、オオウナギの雄1匹を捕獲した。この雌を調べたところ、卵巣が収縮し、残った卵もあったため、産卵後の雌と考えられた。また、9月には近くでふ化後2、3日程度の仔魚(約5ミリ)も26匹見つかった。
 親ウナギが捕獲されたのは水深200~350メートル付近(水温13~25度)、仔魚は同100~150メートル(同26.5~28度)と推定している。
 現在の人工ふ化技術では、卵から仔魚に育つ数が少なく、安定供給にはほど遠い。養殖は天然のシラスウナギに頼っているが、シラスウナギは減少している。同センターの張成年・浅海生態系研究室長は「親の生理状態や生育環境を調べることで、人工ふ化技術の向上につながるかもしれない」と話す。
 調査の詳細は、10月に横浜市で開かれる世界水産学会で発表される。【下桐実雅子】

◎台湾産ウナギ:品質負けないヨ、日本向け出荷ピーク(2008年7月22日、毎日新聞)
 【台北・庄司哲也】24日の「土用の丑(うし)」を前に、日本向けの台湾産ウナギが出荷の最盛期を迎えている。国産ウナギを装った産地偽装の発覚で台湾産ウナギは逆風にさらされているが、養鰻(ようまん)業界は「台湾産の質の良さを知ってもらう好機だ」と意気込んでいる。
 台北国際空港近くにある大手養鰻業者の出荷場では、24日に向け徹夜で出荷作業が続いている。ウナギは二重の品質検査にかけられたうえで、氷入りの水の中で仮死状態にされ、鮮度を保ったまま輸出される。日本で台湾産ウナギは小売店よりも専門料理屋などで使われている。
 日本では幼魚を台湾などへ輸出し、現地で育てて逆輸入する「里帰りウナギ」が問題になった。日本で育ちの悪い幼魚でも自然に近い台湾の露地池でうまく育つためだが、逆輸入の際に日本側の業者によって国産と偽装されたことでイメージに傷が付いた。
 台湾の養鰻業界は「日本産ウナギには人気や価格で及ばないが、品質では負けない」と宣伝活動に力を入れている。

◎国産ウナギも値上げ、稚魚不漁・燃料高響く(2008年7月5日、日本経済新聞)
 国産ウナギの価格が高騰している。稚魚シラスの不漁に加え、燃料や飼料費が上昇。中国産の敬遠も需要増加に拍車をかけた。24日の土用の丑(うし)を前に、かば焼き店の一部は値上げに踏み切った。ただ消費者のウナギ離れを懸念し値上げできない店も多い。産地偽装事件の余波を懸念する声も出始めた。
 東京・日本橋の老舗「大江戸」は、1日から、かば焼きを約1割値上げした。最も安いうな重は2100円から2310円に。湧井恭行社長(67)は「九州から仕入れるウナギの値段は秋から4割上がった。限界だ」と話す。

◎「香港産」のウナギ急増、禁輸の台湾産を偽装か(2008年4月8日、産経新聞)
 養殖ウナギ用の稚魚「シラスウナギ」の取引で、大量にあった台湾からの輸入がなくなる一方、これまでほとんどなかった香港からの輸入が昨年末から急増していることが8日、関係者の話などで分かった。
 台湾は昨年、資源保護を理由にシラスウナギの禁輸措置を取った。関係者によると、香港にシラスウナギ漁はほとんど存在せず、禁輸措置をかいくぐるために、台湾産が香港経由で大量に日本に輸出されているとみられる。
 ウナギは、卵から成魚までの一貫した人工養殖が商業化されておらず、天然のシラスウナギを捕り、大きく成長させたものを養殖と呼んでいる。
 近年、日本を含む東アジア一帯で漁獲量の減少が著しく、各地のウナギの養殖業者がシラスウナギを奪い合う状況が続き、価格も高騰する傾向にある。

◎台湾:ウナギ稚魚、対日禁輸へ(2007年10月30日、毎日新聞)
 台湾の経済部(日本の経済産業省に相当)当局者は29日、養殖に使われ世界的に激減するウナギの稚魚、シラスウナギの資源保護のため毎年11月1日から3月31日までの5カ月間、日本などへの輸出を禁止する措置を今年から実施するとの決定を明らかにした。近く正式に発表する。5カ月間は台湾でのシラスウナギの漁獲シーズンに当たり、事実上の全面禁輸。稚魚の1~2割を台湾産に頼ってきた日本の養殖業への打撃は必至で、ウナギの価格が高騰する恐れもある。
 台湾は01年にシラスウナギ輸出を解禁し、05年に8.5トン、06年には2.5トンを日本に輸出。しかし、シラスウナギ不足が続く中での輸出に台湾の養殖業者の反発が強く、禁輸に踏み切る。日本政府も資源保護のためシラスウナギの輸出は認めておらず、日本の対台湾窓口、交流協会台北事務所は「台湾だけに輸出を求めることはできず、禁輸もやむを得ない」と話した。
 日本の市場関係者によると、ウナギの年間消費量は約10万トン。うち養殖、天然など国産は約20%で、約80%は活ウナギやかば焼きなど中国、台湾などからの輸入。日本の大量消費が世界的なシラスウナギ不足の一因とされている。(共同)

◎ニホンウナギ、長旅3000キロ、新月の夜に産卵(2007年7月16日、産経新聞)
 ウナギの故郷をご存じだろうか? 浜名湖や利根川など湖沼や川を思い浮かべる人は、少なくないだろう。日本や中国などで生育するニホンウナギは、日本列島から南に2000キロも離れたマリアナ諸島沖で生まれ、海流に乗って東アジアにたどり着く。東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授らのグループが2年前、マリアナ諸島の西方沖がニホンウナギの産卵場だと突き止めた。ウナギの生態を解明することは、資源保全や安定供給にもつながる。「土用の丑の日」(30日)を前に、ウナギの生態や研究の経緯を紹介しよう。(村上智博)

・謎に包まれた生態
 古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは「ウナギは泥の中から自然発生する」と唱えた。ウナギがどこで産卵し生まれるのかは、20世紀初めまで分かっていなかった。生まれて間もないウナギの赤ちゃん(幼生)は「レプトセファルス」と呼ばれ、成魚とは姿かたちが大きく異なる。そのうえ、ニホンウナギやヨーロッパウナギは、産卵場と生育地が遠く離れている。このため、稚魚(シラスウナギ)に成長するまでの生態は長い間、ベールに包まれていた。
 ヨーロッパウナギの産卵場が、北大西洋のサルガッソー海であることが判明したのが1922年。ニホンウナギについても68年以降、フィリピン周辺から南方の海域へと産卵場が絞り込まれていった。
 2005年6月、塚本教授らは、グアム島近くの海底からそびえる「スルガ海山」にごく近い場所がニホンウナギの産卵場だとピンポイントで特定した。調査船「白鳳丸」で海山の西100キロの海域を調査したところ、プランクトンネットに孵化(ふか)から2日後の幼生400匹がかかったのだ。

・正しかった仮説
 この海域には富士山級の海山が3つあり、1991年の周辺調査では体長10ミリほどの幼生を1000匹採取している。塚本教授らはこのときの調査結果をもとに、2つの仮説を立てた。
 仮説1は、産卵期を迎えたウナギは鼻の周辺に持っているとされる磁気感覚で海山の磁気異常を感知し、1カ所に集まるという「海山仮説」。仮説2は、集まったウナギは受精効率を高めるために、夏の新月の夜に一斉に産卵するという「新月仮説」だ。
 この仮説に沿って産卵場所と時期を絞り込み、10年以上をかけて仮説の正しさを裏づけた。ヨーロッパウナギの産卵場よりも地域が限定されているので、今後は卵や産卵期の成魚の発見も期待される。

・大陸移動で遠く?
 南の海域で生まれたニホンウナギは幼生の姿で北赤道海流に乗り、数カ月後にフィリピンの東海上で黒潮に乗り換えて北上する。それから3週間後にはシラスウナギに姿を変え、日本、中国、韓国、台湾の沿岸から河川を上って成魚に成長していく。産卵場から生育場までの旅程は約3000キロ。なぜ、こんなに遠く離れた場所で産卵するのだろうか。
 塚本教授によると、現在は18種類のウナギが世界各地に生息している。ミトコンドリアDNAの解析結果から、これらは約1億年前の白亜紀に現在のインドネシア付近の海産魚から派生したと考えられている。
 当時は大陸の分布も現在とは異なり、産卵場と生育地は数十キロから百数十キロの範囲にあった。地球を覆うプレート(岩板)の活動により、陸と海の位置関係が変動し、ニホンウナギやヨーロッパウナギの場合は長い距離を回遊するようになった、という説が有力だ。群れをつくる習性のないウナギが確実に子孫を残すためには、産卵期に決まった場所に集まることが必要だったのだろう。
 産卵前後のウナギの生態が詳しく分かれば、世界的に激減しているウナギ資源の保全に役立つ。水産総合研究センター養殖研究所(三重県)が4年前に、卵から稚魚までの人工飼育に成功しており、完全養殖の実用化にも弾みがつきそうだ。
 だが、海に戻ると銀色になる成魚が、産卵場に集まるまでのルートは解明されていない。塚本教授らは、来月から白鳳丸でマリアナ諸島沖に向かい、卵や産卵期の成魚の採取に挑む。

◎うなぎのかば焼きピンチ? 稚魚激減で国際取引規制へ(2007年6月13日、産経新聞)
 オランダ・ハーグで開催中のワシントン条約締約国会議で、激減しているヨーロッパウナギの稚魚を国際取引の規制対象とする提案が可決された。欧州連合(EU)も稚魚の漁獲量を60%減少させる規制策を承認、台湾は資源保護を理由にニホンウナギの稚魚の対日輸出禁止を検討中だ。養殖業や食卓など日本への影響は必至で、庶民の活力源・うなぎのかば焼きも高根の花となりそうだ。(社会部、守田順一)
 ウナギは卵からの養殖が難しく、天然の稚魚(シラスウナギ)を近海で捕獲して養殖している。日本近海で捕れるニホンウナギの稚魚は最近の研究でフィリピン沖で生まれることが判明。日本には黒潮に乗ってやってくるが、漁獲量はここ約30年で10分の1程度に減少しているという。
 一方、スペインやフランスなどの海で捕れるヨーロッパウナギの稚魚は、年間約50~60トンが中国へ輸出されている。中国で養殖された成魚はロシアやアメリカなどにも輸出され、日本にはかば焼きや白焼きに加工されて手ごろな価格でスーパーなどに並んでいる。
 水産庁によると、日本国内のウナギの総供給量は年間約10万トン。うち中国産は約6万3000トンを占める。このうち1~3割がヨーロッパウナギと推定されている。ヨーロッパ各国には古くからウナギ料理があり、最近は養殖も盛んになっているが、稚魚の漁獲量は年々減少している。
 EUはヨーロッパウナギについて「乱獲で80年代の2%以下に減少している」と主張。今回のワ条約会議に、原産国の許可がないと輸出できない付属書IIに記載するよう提案し、賛成多数で可決された。「科学的な根拠があるなら反対はできない」とする日本は、「資源保護なら国際取引だけでなくヨーロッパ国内での漁獲制限も不可欠」とも指摘。EUは2013年までに稚魚の漁獲量を60%減少させる大幅な規制策を承認した。
 いずれにしても条約は90日後から発効する。中国輸出への影響は来年2月ごろから出始め、日本への影響は稚魚が成魚になる再来年以降に現れるとみられる。
 日本鰻輸入組合(東京都)の森山喬司理事長は「抗菌剤の問題で中国からの輸入は減っているが、大きな痛手になるのは確実」と危機感を募らせており、「輸入物が少なくなれば、国産のニホンウナギにも影響し、全体の価格が上がるかもしれない」と予想する。水産庁では「付属書IIは逆にいえば、原産国の許可があれば輸出が可能。ヨーロッパ各国がどの程度、許可証を発行するのか見極めたい」と各国の動きを注視している。
 2001年にニホンウナギの稚魚の対日輸出を解禁した台湾は、稚魚が品薄になる3月以降、日本側にも逆にシラスウナギを輸出するよう要求している。しかし、日本側は資源保護を理由に4~11月の間の輸出を厳しく禁じており、台湾当局は現在、「対日輸出や期間の制限を検討している」という。
 輸入物で身近になったウナギもいまや資源保護の対象。国際的なウナギの“つかみあい”はますます厳しくなる。

◎ウナギ高騰、稚魚不漁と原油高が影響(2006年7月21日、朝日新聞)
 「夏バテ防止」は秋までお預け? 土用の丑(うし)の日を前にウナギの高値が続いている。稚魚の不漁や燃料高騰、食品安全基準強化による輸入減と、様々な要因が重なった。卸値や店頭で昨年より2割ほど高い。ただ、今年は稚魚が豊漁だったため、ウナギ業界では「秋以降は手ごろになる」とみている。
 東京・築地市場の20日の取引では、ウナギのかば焼きの高値が1キロ2415円と、昨年同時期より1割余り高かった。今月の取引では、昨年より2割ほど高かった日が多い。
 関東地方に展開するスーパー「いなげや」(本社・東京)の店頭では、ウナギのかば焼きが昨年より2、3割高くなった。広報担当者は「仕入れ値が高騰している。ただ、売れ行きに大きな影響はない」と言う。
 コンビニ大手のローソン(本社・大阪)が、23日の丑の日向けに予約を受け付けているのが「うなぎ蒲(かば)焼重」。1580円と、コンビニ弁当としては破格だ。昨年より200円高くなったという。ほかのコンビニチェーンのうな重も1400円前後と高めだ。
 ウナギの高騰には、国内消費の8割近くを占める輸入ウナギの減少が大きく影響している。
 昨年8月、中国産の冷凍ウナギのかば焼きから発がん性があるとされる合成抗菌剤が検出され、中国政府が11月まで対日輸出を自粛。日本側も農薬などの残留基準を強化した。日本鰻(うなぎ)輸入組合(東京)は今年上半期の中国、台湾からの輸入が2万5000トンと、昨年の約7割にとどまるとみる。
 昨年、稚魚が平年の半分ほどしかとれなかったことも響いている。同組合によると、昨年の養殖向け稚魚は日本、中国、台湾で計50トン余だった。
 国内のウナギ養殖業者でつくる日本養鰻(ようまん)漁業協同組合連合会(静岡市)の若林稔参事は「稚魚と原油のダブル高で養殖のコストがかさむ。業者にとっても厳しい夏です」と話す。
 救いは、今年は稚魚が一転、日本、中国、台湾で150トン近くとれ、秋以降に成魚が市場に出てくることだ。輸入物も日本の安全基準への適応が見込まれ、価格が安定しそうだという。

◎ウナギの産卵場はグアム沖、東大教授ら、幼生捕獲に成功(2006年2月23日、朝日新聞)
 長年謎とされていたニホンウナギの産卵場は、グアム島の北西約200キロの「スルガ海山」にあることを、塚本勝巳・東京大海洋研究所教授らの研究グループが突きとめた。産卵場は、これまで半世紀を超す調査にもかかわらず判明していなかった。日本や中国の沿岸で養殖用に採取される稚魚(シラスウナギ)は、すべてこの海域から来るとみられ、研究成果は、激減しつつあるウナギ資源の保護に役立つと期待される。23日付の英科学誌ネイチャーに報告する。
 ニホンウナギは一生の間に数千キロの大回遊をする。南の海で生まれた幼生は、北赤道海流で西に流された後、黒潮に乗って北上し、3カ月~半年かけて日本や中国など東アジア沿岸にたどり着く。その間に、幼生からシラスウナギへと姿を変える。
 親ウナギが集まる産卵場は、マリアナ諸島西方沖のどこかにあると推測されていたが、具体的な場所は分かっていなかった。
 研究グループは昨年6月、海洋研究開発機構の学術研究船・白鳳丸(3991トン)で現場海域を航行し、独自に開発した大型プランクトンネットを海面から水深500メートルにかけて引いた。
 その結果、スルガ海山の西約70~100キロの地点で孵化(ふか)後2~5日の幼生を捕獲することに成功した。いずれもDNA鑑定でニホンウナギと判明した。「プレ・レプトセファルス」と呼ばれる誕生直後の幼生で、全長は4.2~6.5ミリ。今回の調査で、計約400匹が捕獲された。
 ニホンウナギの卵は、受精から1日半で孵化することがわかっている。現場海域では時速1キロ前後の海流が西向きに流れており、捕獲した幼生の日齢から逆算すると、産卵場はスルガ海山であることが確定的となった。
 スルガ海山は、北緯約14度、東経約143度にある。周辺は水深3000メートル前後の海底が広がり、海山の頂上は水深約40メートル。広大な海の中で、親ウナギが集まる目印となっているらしい。
 塚本教授は「産卵場探しが決着したことで、今後の調査では、ウナギの回遊や資源変動のしくみを本格的に解明できるようになる」と話している。

・ニホンウナギ
 日本や中国、韓国など東アジアに広く分布し、成長すると産卵のため川を下り海に入る。世界には、ヨーロッパウナギやアメリカウナギなど18種類のウナギがいるが、国内で消費されるウナギの大部分はニホンウナギ。日本鰻(うなぎ)輸入組合によると、昨年の場合、国内流通量の9割近くを占めた。

◎関空でウナギの輸入ピーク、稚魚の不漁で値段は高め(2005年7月22日、産経新聞)
 土用の丑(うし)の日(28日)を前に、ウナギの輸入がピークを迎えている。関西空港では22日、中国や台湾から届いた約109トンのウナギが大阪税関関空支署の通関検査を受けた。
 輸入業者によると、輸入量は例年並みだが、養殖に必要なウナギの稚魚「シラスウナギ」が昨年から不漁のため、ウナギの卸売価格は昨年より2割ほど高め。養殖技術の進歩で品質は年々良くなっているという。
 航空会社の貨物倉庫で行われた検査では、税関職員が到着した段ボールを開封。生きたまま袋に詰められたウナギを苦労して取り出し、申請以外の物が含まれていないかなどを調べていた。(共同)