煎餅

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更新日:
 2018年12月3日


◎煎餅(2018年11月3日)
 煎餅(せんべい)とは、穀物の粉を使って作る食べ物の1種です。多くは、薄く丸い形状をしています。日本の米を原料とする煎餅は「米菓煎餅(べいかせんべい)」とも言われ、粳米(うるちまい)をつぶしたり、搗(つ)いたりして、延ばしたものを焼いて作る米菓です。さらに「焼きせんべい」と「揚げせんべい」に分ける事ができます。醤油や塩による味付けをしたものが多く、煎餅を焼いて売る「煎餅屋」もあります。
 煎餅の歴史はとても古く、発祥は中国とされ、前漢(紀元前202年〜後8年)の時代と言われているそうです。中国宮廷の正式な食事、1月7日や3月3日といった、おめでたい祝日の食膳に加えられていたそうです。
 その後、飛鳥時代に中国から日本に「せんべい」が伝わったとされているそうです。正倉院所蔵、737年頃の文書「但馬国正税帳」に「いりもちひ(煎餅)」という名称が載っているそうですが、形状などは分かっていないそうです。ただ、小麦粉を水で練ったものを油で煎った食べ物で、現在のうるち米やもち米などで作られた煎餅とは違うもののようです。
 さらに平安時代になると、唐の長安に行った空海が亀の子型の「せんべい」を食べたそうです。空海はその味を大変気に入り、作り方を習って日本に帰国したそうです。空海は京都にある和菓子屋に亀の子煎餅の作り方を教えたと言われているそうです。
 「せんべい」に似た食べ物に「おかき」と「あられ」があります。簡単に分けると、「煎餅」は「うるち米」が原料で「おかき」と「あられ」は「もち米」が原料だそうです。また「あられ」は、「もち米を炒ったもの」、「おかき」は「餅をかいて干し、焼いたもの(かきもち)」が始まりとされているようですが、現在では呼び分けの明確な違いは無くなり、大きいものをおかき、小さいものをあられと呼ぶことが多いようです。