ハラスの鮭とばのお話

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更新日:
 2010年4月9日


◎ハラスの鮭とば(2010年4月9日)
 ハラスとは、鮭の内臓を囲むお腹の部分で、胸びれとその周辺部分に当たります。泳ぐときの運動量が最も多い部分です。そのため、身も引き締まり、脂が乗っていて、鮭の中では一番美味しい部分と言われています。マグロの大トロに当たる部分です。
 鮭トバは、アイヌの人々の保存食として食べられていた食品だそうです。「鮭とば」は漢字で「鮭冬葉」と書き、冬の保存食です。秋に採れた鮭を短冊状に切って、寒風にさらして乾かして作ります。その様子が「葉っぱ」に見えたことから「鮭冬葉」と名付けたとする説や、「トバ」とはアイヌ語で「群れ」を意味していることから、「鮭が群れをなして川を遡上する様子」から名付けられたとも、さらにアイヌ語の「トゥパ」が「鮭を割ったもの」という意味であることから名付けられたなど、その名前の由来には諸説あるようです。
 この鮭のハラスをトバにしたものが、「ハラスの鮭トバ」です。脂が乗っていて、しかも鮭の旨みが凝縮されたものです。好きな人は、このまま食べても最高だと思うでしょう。私には、さすがに脂が乗りすぎていて、そのまま食べると、少しくどい感じがしました。そこで、オーブンや少し、炙ったのですが、適度に脂が抜けて、最高に美味しい鮭トバを味わうことができました。