オロチョンラーメンのお話

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更新日:
 2013年5月2日


◎おろちょんラーメン(2013年5月2日)
 北海道の網走市には「オロチョンの火祭り」というお祭りがあるそうです。この「火祭り」ということから、「口から火が出るほど辛い」ということが連想され、唐辛子等で辛く味付けしたラーメンを「オロチョンラーメン」と名付けて、売り出した店があるようですが、発祥がどこなのか、全く分かりません。
 現在では、日本全国、いろいろな場所のラーメン屋さんに辛味の「オロチョンラーメン」や「味噌オロチョンラーメン」というメニューがあります。また、場所によっては「オロチョンラーメン」という店名の店もあるようです。また、お店によっては、オロチョンラーメンの辛さを選べるようになっているところもあるようです。
 もともと「オロチョン族(Orochon,Oroqin)」という民族がいたようです。主に北東アジア、中国領内の内モンゴル自治区や、その近隣のロシア領内に居住していたようです。したがって、北海道に「オロチョン族」が住んでいた訳ではなく、網走の「オロチョンの火祭り」とオロチョン族とは何の関係もないようです。また、オロチョン族と呼ばれる民族の文化に、火祭りと呼ばれるような儀式は無いそうです。
 昔、日本において「オロチョン」という言葉が、アイヌを含む北方民族全体を指す呼称として用いられた時期があったそうで、このことから網走市で行わている火祭りは、「オロチョンの火祭り」と命名されたようです。
 網走市の「オロチョンの火祭り」は、北海道の先住民の祭りだそうです。アイヌの祭りだと勘違いされることが多いようですが、アイヌではなく、すでに滅亡してしまった民族の祭りだそうです。北方系少数民族の先人を偲び、霊を慰めるとともに、郷土の豊かな実りを祈願したことが発祥の由来だそうです。祭壇の前で火を激しく燃やし、その周りでシャーマンや踊り子が踊りまくるのだそうです。シャーマンは太鼓をたたきながら踊り続けるのだそうです。現在では、毎年7月最終土曜日の夜に、モヨロ貝塚と中央公園で開催されており、網走の夏の風物詩となっているそうです。