金平糖のお話

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更新日:
 2013年6月2日


◎金平糖(2013年6月2日)
 金平糖(こんぺいとう、コンペイトー)とは、砂糖と下味のついた水分を原料に、表面に凹凸状の突起(角状)を持った小球形状の日本の菓子です。金米糖、金餅糖、糖花などとも表記されます。
 初めて日本に金平糖が伝わった時期については諸説あるようですが、1546年(天文15年)にカステラ、有平糖などと一緒に南蛮菓子としてポルトガルから伝えられたとされています。
 ポルトガル語で「砂糖菓子」を意味する「コンフェイト(confeito)」が訛って「コンペイトー」になったようです。漢字の「金平糖」は、「コンペイトー」の当て字です。
 1569年(永禄12年)には、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスが織田信長に献上したとの記録があるようです。その後、元禄時代(1688~1704年)には大坂で作られ、文政時代(1818~1830年)には、その製法が江戸に伝わったようです。
 江戸中期には、大名の茶菓子として用いられていたが、明治時代には贈答用、来客用の高級菓子として一般家庭でも用いられるようになったそうです。
 金平糖作りは、氷砂糖に水を加えて煮詰め、蜜を作ることから始まります。回転する鍋(その形から銅鑼と呼ばれる)を熱しながら回転させ、金平糖の核となるケシ粒(現在はザラメ糖が用いられることが多い)を入れます。
 核に熱い蜜を少量ずつかけ、回転させていくと、冷えて固まったところと、溶けて蜜がくっつくところができ、独特の形を維持しながら成長していきます。目的とする大きさと凹凸状の突起ができあがるまで、1週間から2週間程度の時間をかけて、粒をゆっくり成長させていきます。