けんちょうのお話

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更新日:
 2012年3月27日


◎けんちょう
 「けんちょう」とは、山口県の郷土料理です。「けんちょう煮」とか「けんちょう炊き」などとも言われるそうです。
 大根と豆腐を油で一緒に炒め、醤油、みりん、日本酒、砂糖などで味付けして汁気がなくなるまで煮含めた家庭料理です。いわゆる「けんちん汁」の汁がない料理といった感じです。山口県全域で、古くから親しまれている料理だそうです。
 郷土料理研究家の貞永美紗子さんによると、中国の春巻き「捲煎(ケン・チェン)」が日本に伝わり、豆腐料理の「けんちん」になり、さらに山口県で「けんちょう」になまったと推測されるそうです。また、地域によっては「けんてん」や「けんちょう大根」とも呼ばれるそうです。(2011年10月6日、朝日新聞)
 この説が正しければ、この「けんちょう」の汁が多いものが、そのまま「けんちん汁」として食べられている料理ということになります。実際に、山口県ではけんちょうを汁気の多いまま仕上げて「けんちょう汁」として食べる地域もあるそうです。