瓦そば

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更新日:
 2017年1月3日


◎瓦そば(山口県)(2016年12月25日)
 「瓦そば」とは、熱した瓦の上に茶そばを載せ、その上に卵や肉などの具材を載せ、温かい麺ツユにつけて食べる料理です。山口県の郷土料理です。
 1877年(明治10年)の西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたという話に参考にして、1961年(昭和36年)に下関市豊浦町の川棚温泉で旅館「たかせ」を営んでいた高瀬慎一氏が宿泊者向けの料理として開発したとされています。
 これが評判となり川棚温泉の他の旅館でも提供されるようになったことから「川棚温泉の名物料理」とされるようになり、さらには下関市を中心に山口県内各地でもご当地グルメとして広まっていきました。
 山口県内では広く食べられており、家庭でも食べられるそうです。スーパーマーケットなどでは、家庭向けに蒸した茶そばとツユのセットが売られており、家庭ではホットプレートやフライパンを用いて食べられているようです。
 具としては錦糸卵と細切れの牛肉(甘辛い味を付けたもの)が一般的です。茹でた茶そばを炒めますが、基本的には瓦の上では炒めず、別途、鉄板などで炒めます。焼きそばのように炒めると麺が細切れになるため、炒めるというよりは焼き付ける感じで火を入れるそうです。その後、熱した瓦の上に茶そばを載せ、具材を色よく盛りつけ、その上から薬味として刻んだ小ネギ、海苔、スライスしたレモン、モミジオロシをトッピングします。
 食べる時は、ツユに、瓦の上に乗っているレモン、紅葉オロシを入れて、好みの味に調整します。ここに茶蕎麦をつけて食べます。瓦で提供される店では、瓦1枚の上に2~3人前が盛りつけられることもあるようです。