かす(油かす)

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更新日:
 2018年11月3日


◎かす(油かす)(2018年10月30日)
 「かす」とは「油かす」のことです。「油かす」とは何かと言えば、もともとは食肉から油脂を取り出した後の残り(かす)のことだそうです。それが転じて牛、豚や馬などの内臓肉(ホルモン)を油で揚げた食品のことを「油かす、かす」と言うようになったそうです。
 大阪、南河内地方は関西でも有数の畜産業の生産、加工地であったことから、古くから油かすが食べられていたようです。特に牛の腸を油でじっくりと時間をかけて揚げていくと、余分な油分が抜けて肉の旨味が凝縮された、美味でしかも栄養価が高い食材となります。ただし、内臓肉を油で揚げて水分を飛ばしているため、出来上がりは極めて硬く、そのままでは食べることができません。食べる時には一度、湯通しすると柔らかくなり、食べやすくなります。実際に食べてみるとあまり脂っぽさは感じません。
 「かす」は鍋料理やスープに簡単に牛肉風味を加えることが出来ます。また、細かく刻むと牛肉の香ばしい匂いと味がする食材で、周りはカリカリと香ばしく、中はプルプルとした独特の歯ざわりが特徴です。
 関西ではお好み焼きやたこ焼きの隠し味としても入れられたりする他、近年ではうどんの具材として利用されています。

・かすうどん



  左側にある物体が「かす」です。