辛子レンコンのお話

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更新日:
 2008年9月18日


◎辛子蓮根(熊本)(2008年9月18日)
 熊本名物と言えば、辛子蓮根です。美味しんぼで読んで、ずっと、食べてみたいと思っていましたが、今まで熊本に行く機会がありませんでした。先日、イオンで物産展をやっていて、たまたま売っていたので、買ってみました。
 はじめて知りましたが、辛子蓮根は、量り売りなんですか?値段が書いていなかったので、言い値なのかと思って、恐る恐る売り子さんに声をかけたのですが、並べられていた辛子蓮根を指さして、「どれにしますか?」って聞いてくるので、訳が分からず、とりあえず、そんなに大きくないものを指さしました。すると、重さを量って、「いくらだよ」と言ってきたのです。値段は、思ったほど高くはなかったので、一安心でした。しかし、まさか量り売りとは、思いませんでした。まあ、蓮根の大きさ、辛子の量などに差があるのでしょうから、これが正しい売り方なのかもしれませんが。
 からし蓮根の発祥は、1632年、肥後藩主、細川忠利の頃だそうです。側近の者が、病弱だったお殿様を丈夫にしようと考え、増血剤として薬効のあるレンコンに栄養価値の高い味噌と和辛子をまぜた衣を付けて油で揚げて、献上したそうです。衣にはソラ豆の粉などを加え、時間が経っても柔らかく、美味しく食べられるように工夫がされています。栄養満点の料理で、お殿様も好物だったそうです。また、蓮根の穴が九つ揃っているのを、細川家の九曜の紋になぞらえて喜んだそうです。