衣笠丼、きぬがさどん

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更新日:
 2022年5月29日



◎衣笠丼(きぬがさどん)(2022年5月29日)
 衣笠丼(きぬがさどん)とは、甘辛く炊いた油揚げと九条葱を玉子で綴じ、ご飯に乗せた丼料理です。京都発祥の料理で、正式な衣笠丼は「京都のおあげさんを甘辛く炊いたんに、九条ネギを使う」のだそうです。現在では、甘辛く炊いた油揚げを青ネギと玉子とじにして御飯の上に乗せれば「衣笠丼」と呼ばれているようです。油揚げは、短冊状に切られているようです。
 「衣笠丼」の名前は、京都市の北西、金閣寺と龍安寺の中間くらいの場所にある標高201mの「衣笠山」に由来するそうです。こんもりとしたお椀型の形状の山です。平安時代、第59代宇多天皇は897年8月4日(寛平9年7月3日)に太子、敦仁親王を元服させ、即日譲位し、太上天皇となりました。その後、899年(昌泰2年)10月24日に出家し、東寺で受戒した後、仁和寺に入って法皇となった宇多法皇が、真夏の雪見を思い立ち、山全体に素絹(そけん、練っていない絹織物)をかけたことから「絹笠山」、「衣掛山」、「きぬかけ山」などと呼ばれるようになったそうです。そして、油揚げとネギを玉子でとじた、こんもりとして淡い黄色の色合いが衣笠山に似ていることから、「衣笠丼」と呼ばれるようになったそうです。
 京都では、一般的な料理となっており、お蕎麦屋さんや和食料理店のメニューに載っていることが多いそうです。