チャンジャのお話

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更新日:
 2012年10月7日


◎チャンジャ(창자)(2012年10月7日)
 韓国式タラの塩辛。

 韓国人の知人と日本で居酒屋に行った時、メニューに「チャンジャ」がありました。食べたことがあったような気がしますが、自分から頼んだことはなく、特に意識していなかったのですが、一緒にいた韓国人の友人が「これは、何語ですか?」と聞いてきたので、びっくりしました。勝手に韓国語で、韓国料理だと思い込んでいたのです。
 そういえば、私も、ここ10年ほど、韓国との取り引きがあり、韓国に滞在したり、出張したりしていましたが、韓国内で「チャンジャ」という言葉は聞いたことがありませんでした。また、韓国で焼肉屋さんに言っても、「チャンジャ」という料理を見たことはありませんでした。
 この知人によると、確かに「チャンジャ」という韓国語はあるそうです。「ちゃんじゃ(창자)」は「内臓、はらわた」という意味で、どちらかと言うと汚い言葉で、あまり使わない言い方なのだそうです。「内臓」は通常、「ネジャン(내장)内臓)」と言い、こちらには悪い意味はないそうです。確かに、内臓を使った料理に「内臓スープ」があり、これは「ネジャンタン(내장탕)」と言います。決して「チャンジャタン」とは言いません。
 この「チャンジャ(창자)」についてネットで調べてみると、どうやら「鱈(タラ)の胃袋を塩漬けにした後、ゴマ油、唐辛子、ニンニクに漬け込んだ料理で、塩辛みたいなもの。」のようです。「ヤンニョム(薬念)でキムチ漬にした塩辛」とか「キムチ風の薬味で醸成させたもの」と説明されていることが多く、日本の「塩辛」のイメージとは少し、違うようです。日本向けに紹介されているサイトでは、「コリコリとした歯ごたえ」を売りにしているところが多いようです。
 ソウルでは聞いたことがなく、韓国の知人が知らなかったということは、韓国でも、どこかの地方の料理なのかもしれません。ネットでは蔚山とか、済州島とか、スケソウダラが採れる地域の名産のように書かれています。まだ、良く分からないので、もう少し、調べてみたいと思います。