あられ、霰、霰餅(菓子)

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更新日:
 2018年12月3日


◎あられ、霰、霰餅(菓子)(2018年11月10日)
 「あられ(霰)」とは「あられ餅(霰餅)」の略で、米餅を長さ2~3cm、縦横5mm程度の長さに切り、火で炙った菓子です。炒った豆(表面をコーティングする)を使用するものもあります。一般的には火で炙りますが、油で揚げた物もあります。
 「あられ」の原料であるもち米の由来は古く、稲作の起源である縄文時代後期には作付が行われていたのではないかという説があります。また、もち米を祝いの儀にお供えすることは、日本古来からの風習であったとも伝えられています。奈良時代には、宮内省管轄下で儀式の食膳などを担っていた部署に、もち係も置かれていました。
 平安時代、朝廷では元日の朝、歯固めという儀式で天皇に鏡もちが献じられていましたが、実際には口にされず、後に砕いて食したと考えられています。そして、文明年間(1469年~1615年)には、今日的な「あられ」の製法が確立していたようです。
 関西では「あられ」も含めて「かきもち(おかき)」といわれていますが、「おかき」の語は現在、東京でも一般化して使われています。