じゃこ天、じゃこカツ

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更新日:
 2018年7月3日



◎じゃこ天、じゃこカツ(2018年4月5日)
 「じゃこ天」とは愛媛県、宇和島近海で獲れるホタルジャコと呼ばれる小魚などを骨や皮も一緒にすり身にして形を整え、そのまま油で揚げた魚肉の練り製品です。一般的な「天ぷら」のように衣をつけて揚げるのではなく、小魚のすり身を平べったい小判型に成型して、そのまま揚げるのが特徴です。
 昔から宇和島では魚のすり身の揚げ物を「天ぷら」と呼んでおり、「じゃこ天」のように皮や骨ごと入ったものは「皮天ぷら」と呼ばれていたそうです。「皮天ぷら」の美味しさが注目されるようになった頃、小魚(雑魚)で作るものを「雑魚天(ざこてん)」と呼ぶようになり、それが変化して「じゃこ天」になったと言われているそうです。また、原料にされる「ハランボ(ホタルジャコ)」から「じゃこ天」と呼ばれるようになったという説もあるそうです。
 16世紀半ば頃、沖縄の「チキアーゲ」が鹿児島に「つけあげ」という名で広まり、さらに大分を経由して宇和島にその製法が伝わったと考えられているそうです。したがって宇和島では1600年代に食べられていたと考えられるそうです。400年くらいの歴史がある伝統的な料理と言えます。
 小魚の風味たっぷりでカルシウムなどの栄養を豊富に含んだ「じゃこ天」は、色々な食べ方があります。最もシンプルな食べ方は、そのまま食べるという食べ方です。フライパンや網で軽く炙って食べると香ばしさが生まれ、そのままよりも小魚感が出ます。さらに衣をつけて揚げた「じゃこカツ」もあります。

・じゃこ天



・軽く炙ったもの



・じゃこカツ