今治焼き鳥、鉄板焼き鳥

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更新日:
 2019年10月27日


◎今治焼き鳥、鉄板焼き鳥(2019年10月20日)
 愛媛県今治市の焼き鳥ですが、他の地域の焼き鳥と異なっているため「今治焼き鳥」と呼ばれるようになっています。「今治焼き鳥」の特徴は「串に刺さっていないこと」と、「鉄板で焼き上げること」の2点です。このため「鉄板焼き鳥」とも呼ばれるそうです。このスタイルの焼き鳥ができたのは、1961年(昭和36年)だそうです。
 「五味鳥(ごみどり)」というお店が今治市柳町(現在の旭町)で、このスタイルの焼き鳥を始めたところ、評判を呼び、今治市内に広がっていったそうです。店主の中川武樹氏によると、大阪で食べ歩きをする中、鉄板焼きの居酒屋を見て思いついたそうです。1cmほどの厚さの鉄板に肉を並べ、さらに「プレス」と呼ばれる持ち手つきの鉄板で上から押さえるという調理法だったそうです。
 今治の人たちは「せっかち」で、待つのが嫌いという気質があるそうです。このため通常の串に焼いた焼き鳥や直焼きでは、鳥肉に火が通るのに時間がかかりますが、鉄板で、しかも上から押さえつけて焼く方法は短時間で調理ができ、料理を提供できることから、この点も今治市民に人気となったようです。もともと焼き鳥店は設備投資が比較的少なくて済むことから、この「五味鳥」の鉄板焼き鳥を真似して「八味鳥」、「百味鳥」など、鉄板焼鳥の店舗が次々と誕生し、今治市内に広がっていったそうです。
 2019年7月7日(日)(愛媛新聞)によると、今治焼き鳥の生みの親、「五味鳥」店主、中川武樹さん(85)が引退を決めたそうです。長年、一緒に店を切り盛りしてきた奥様が膝を痛め、立ち仕事が難しくなったためとのことです。名店がなくなっても、今治市内には、伝統のお店が、まだまだ営業していることでしょう。

・皮焼(タレ)



・手羽焼き