ひょうたん揚げ

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更新日:
 2020年8月10日



◎ひょうたん揚げ(2020年8月10日)
 「ひょうたん揚げ」は、ボール状の蒸し蒲鉾にほんのり甘い衣をつけて揚げたアメリカンドック風のスナックです。衣はサクサク、中のかまぼこはフワフワジューシーで、そのまま食べてもおいしいですが、お好みでケチャップを付けても美味しい一品です。宮城県仙台市で食べられているローカルフードですが、仙台市内では知らない人がいないくらい有名な食べ物だそうです。
 「ひょうたん揚げ」を製造、販売しているのは仙台市青葉区に本社がある株式会社阿部蒲鉾店(資本金:7,450円、代表取締役:阿部賀寿男(あべかずお))という蒲鉾屋さんです。阿部蒲鉾店は1935年(昭和10年)10月10日創業の老舗の蒲鉾屋さんです。創業者である阿部秀雄氏は「仙台名産・笹かまぼこ」と名付けたとして有名な人です。その阿部蒲鉾店は笹かまぼこ以外にも様々な蒲鉾を製造、販売しています。
 その阿部蒲鉾店が1985年(昭和60年)に開催された第一回目の「仙台・青葉まつり」で、屋台を出店した時に開発された商品だそうです。「仙台・青葉まつり」は伊達政宗公没後350年を迎えた1985年(昭和60年)に、長年途絶えていた「青葉まつり」を「市民がつくる市民のまつり」として復活させたものだそうです。
 「ひょうたん揚げ」は、この「仙台・青葉まつり」のために開発し、お祭りの時だけの販売予定だったそうですが、美味しいと地元の人の間で話題となったため、20年くらい前から販売するようになったそうです。現在では、多い時には1日に4,000本以上も売れる仙台名物になっているそうです。
 人気の秘密は味だけではないようです。ひょうたん揚げは、串に刺さっていますが、食べた後、串に「当り」と書かれていたら、もう1本もらえるのです。これは、なかなか嬉しいサービスです。ちなみに「当たり」がでるのは50本に1本の確率だそうです。