ホルモン揚げ(富岡名物)

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更新日:
 2023年11月12日



◎ホルモン揚げ(富岡名物)(2023年11月1日)
 「ホルモン揚げ」とは、群馬県富岡市の名物、あるいはB級グルメとされている食べ物です。富岡市に宿泊した時、たまたま入った居酒屋のメニューにあったので注文してみました。名前からはホルモン(内臓肉)を揚げた料理と思っていましたが、出てきた料理は串に刺して揚げられた縦半分に切った竹輪みたいなものでした。ソースをつけるのかと思って店員さんに聞いたところ、味はついており、そのまま食べるのだと説明されました。
 実際に食べてみると、竹輪っぽい感じですが、これがホルモンなのか?と疑問に思っていたところ、お店の方が「竹輪ですよ」と教えてくれました。お店の人が言うには、元々はホルモンを揚げていて「ホルモン揚げ」という名前だったそうですが、いつの頃からかホルモンが竹輪に変わったものの、名前はそのまま「ホルモン揚げ」と呼ばれているとのことでした。
 宿に帰って調べてみると「ホルモン揚げ」とは、竹輪に小麦粉液、パン粉をまぶしてそれを油で揚げて、ウスターソースに漬けたもの、という説明が多かったです。また、御飯のおかず、子供のおやつ、観光しながら歩き食べ、そしてビールのお伴に最適との説明がありました。
 ホルモン揚げの発祥として名前が挙がっていたのは2つほど見つかりました。1つは富岡市南蛇井にある「おきなわ屋」という駄菓子屋です。もう1つは富岡市内にある河合商店の店主さんによって70年ほど前に考案された、という説です。元々は屋台が発祥、という説もありました。
 いずれも、当初は本物のホルモンを使用していたそうですが、冷めると脂が固まってしまうため、冷めても美味しく食べられるようにと試行錯誤した結果、見た目がホルモンに似ているチクワにたどり着いたという説明がされています。
また、縁日で売られるようになり、富岡市民に知られるようになり、浸透していったという説明もされています。このためホルモン揚げを販売しているお店が沢山あるものの、家庭で作ることはあまりない、とも説明されていました。
 現在では店によって竹輪の切り方、串の刺し方など、差があるようです。また、最後に付けるソースも独自の工夫をこらした甘辛ソースを使っているので、食感は似ていても味は店によって全然違うそうです。現在でも駄菓子屋さんやお肉屋さんで揚げたてを販売しているようですので、富岡市に行ったら色々なお店のホルモン揚げを食べ比べるのも良いかもしれませんね。