姫路おでん

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

食品の話 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2020年10月25日



◎姫路おでん(2020年10月25日)
 「姫路おでん」とは兵庫県姫路市のご当地グルメとして売り出している「おでん」です。姫路を中心に加古川~相生あたりでは古くから、おでんに生姜醤油をつけて食べていたそうです。この地域では一般的な食べ方であったため、名前などなく「おでん」として食べられていたようですが、2006年6月に姫路の食でまちおこしを考えるグループが「姫路おでん」と命名し、認知度アップに力を入れているようです。
 現在まで、このような食べ方になった理由は分かっていないようです。濃い味付けのおでんは「関東煮」と呼ばれているようですが、大正末期には、白浜(姫路南部)の海の家では生姜醤油の関東煮を提供していたようです。また、昭和ひとケタ生まれの方々によると、戦前から屋台のおでん(煮込み田楽)には甘味噌(田楽味噌)か生姜醤油をつけて食べていたそうです。
 1939年(昭和14年)創業の姫路おでんの元祖的お店「かどや食堂」では、創業当初より甘く濃く煮込まれた関東煮(おでん)の上から生姜醤油をかけるスタイルで提供していたそうです。
 姫路から、その西隣の龍野市(現、たつの市)にかけて、古くから醤油の産地です。また、白浜は昭和の初め頃から生姜の産地だったとされており、それぞれの地場産業を活かした食習慣が生まれたのかもしれません。
 現在では、おでんに生姜醤油をかける店、おでんの出汁に生姜醤油を混ぜている店など、いろいろな食べ方があるようです。「生姜醤油」で食べるおでんは、「姫路おでん」として姫路グルメとしてPRしているようです。