穴子飯

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更新日:
 2020年4月10日



◎あなご飯(2020年3月15日)
 「あなご飯」は穴子の頭と中骨、昆布で出汁を取り、そのダシ汁と醤油で御飯を炊き、十分にタレを染み込ませた穴子の蒲焼を御飯の上に敷き詰めた料理です。瀬戸内海の漁師料理である「あなごどんぶり」が発祥と言われますが、1901年(明治34年)に上野他人吉(うえのたにきち)が「あなごどんぶり」を参考に宮嶋駅(明治30年開通、現在のJR、宮島口駅)の駅弁として販売したことがきっかけで急速に広まりました。
 他人吉は明治の中頃、宮島でお米の商いをしていました。その後、宮島口の駅前参道に茶店を開業し、その茶店で「あなごめし」を開発したそうです。当時、宮島近海では良質の穴子が沢山、獲れており、昔から地元の料理として「穴子どんぶり」がありました。
 他人吉は、この「穴子どんぶり」の白飯を工夫し、穴子のアラで炊き込んだ醤油味の飯を考案しました。その炊き込んだ飯はコクがあって評判となったそうです。さらに、この飯に穴子をビッシリと敷き詰めた「あなごめし」を販売したそうです。これが評判となり、宮島だけでなく広島市内や、他の地域にも「あなごめし」という名前で広まっていったそうです。