山くらげ、茎レタス、ステムレタス、貢菜

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更新日:
 2023年2月22日



◎山くらげ、茎レタス、ステムレタス(2023年4月22日)
 山くらげは、ステムレタスという茎レタスの仲間です。ステムレタス(stem lettuce, Celtuce)は中国原産のキク科アキノノゲシ属チシャの一品種で、野菜として利用されています。一般的なレタスと違い、ステムレタスは茎を食べるのが特徴です。茎は収穫するまで土の中に隠れていて、生で食べるとアスパラガスのようにシャキシャキとした歯ごたえがあります。
 山くらげは、ステムレタスを乾燥させたものです。原産国の中国では、王様しか食べられないほど貴重だったことから「貢菜(こうさい)」とも呼ばれていたそうです。調理の際は水で戻してから利用しますが、コリコリとした食感とクセのない味で、炒め物、和え物、煮物、漬物など、様々な調理に適しています。
 一般的に生のものは「茎レタス」や「ステムレタス」と呼び、「ステムレタス」を乾燥させたものが「山クラゲ」と呼ばれますが、生でも「山くらげ」と呼ばれることがあるようです。
 「山くらげ」という名前の由来は、歯ごたえがコリコリとしていてクラゲの食感に似ていることから名付けられたと言われています。また、ステムレタスを乾燥させる際、繊維に沿って長細く切って乾燥させる工程が、くらげを乾燥させる工程に似ていることから山くらげと呼ばれるようになったという説もあるそうですが、この説はどうかと思います。
 山くらげは中国からの輸入が多いようですが、国内では埼玉県、青森県、山形県などでも栽培されています。茎の太さは3~5cm、長さは30cmに育ちます。寒い地方では春に種を蒔いて夏に収穫しますが、暖かい地方では秋に種を蒔いて冬に収穫するため旬の時期は6月~7月と11月中旬~12月中旬の2回あります。