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そば亭瀬左衛門

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更新日：
　2022年9月11日

◎そば亭　瀬左衛門（2022年9月11日）
　「そば亭　瀬左衛門」は栃木県鹿沼市の田畑の中にある大きな古民家風のお店です。周りには何もないので、遠くからでも目立っています。店内に入ると、太いケヤキの大黒柱が曲がりくねって五段の梁を支えていました。天井も高く、開放感があります。囲炉裏がある広々とした座敷に椅子席で、窓からの景色を楽しみながら食事をすることができます。店名は、店主、大岡耕造氏の祖先である江戸時代の大岡瀬左衛門高氏（名乗り）と後代、瀬左衛門の両先祖名を使ったそうです。
　蕎麦は、地元、鹿沼産の玄そばを自家脱皮、自家製粉した粗挽きの田舎蕎麦です。青竹打ちで、しなやかでシコシコの食感と喉越しを実現しています。だし汁は、天然素材だけで作っており、化学調味料は一切、使っていないそうです。
　また、使用する水にもこだわりがあり、地元の湧水を使っているそうです。元々、この周辺には山あり、川ありで水がきれいな所だったそうです。お店から北に300mほどの場所には、以前は湧泉が溢れ出でる場所があったそうです。そこで、お店を始める時、敷地内をボーリングで掘ったところ、岩盤に突き当たったものの、岩盤の裂け目から岩清水が出るようになり、これを「黒岩岩盤岩清水」と名付けて、使用しているそうです。
　注文する時、店員さんに「量はどれくらいですか？」と聞いたら、『少ないですよ。男性は皆さん大盛りにされます。』と言われました。そこで、野菜天もりの大盛りを注文しましたが、出てきた料理は大盛りとは思えないくらいの量でした。値段は高めで、量は少ないです。量ではなく、雰囲気とこだわりの御蕎麦を楽しんでください。