水無湧水庵

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更新日:
 2010年10月5日



◎水無湧水庵(2010年9月13日)
 水無湧水庵は2000年(平成12年)5月1日にオープンした蕎麦屋さんで、日光市水無地区そば生産組合が運営しています。村に湧き出る自慢の湧水を使って村おこしが出来ないかと、地元の農家5軒と非農家の人たち合わせて15人によって立ち上げられた「水無そば組合」が地元の蕎麦粉を使って蕎麦屋を始めることにしたそうです。開店当初は厨房1人、配膳2人の3人体制でスタートしたそうです。そんなにお客さんが入るとは期待していなかったため、20人も入れば一杯になるような店舗だったそうです。
 「湧水庵」と言う名前は、お店の脇を少し山の中に入ったところに湧き水があることから名づけられたようです。湧き水は小川となり、店の裏手を流れています。上流にはワサビ畑があり、ワサビを栽培しているようです。季節によってはミズバショウやアヤメが咲くような清流で、ヤマメ、ニジマスや鯉が泳いでいます。
 地元、水無地区で生産された玄そばを100%使用し、清らかな湧水でこねて打った蕎麦は非常に美味しいです。店舗の裏にある「そば挽き場」で前日にロールで挽きぐるみし、朝にその日の分を打つそうです。1日に挽く量は23kgと決まっているそうです。このため、その日に打った分が売り切れたら閉店だそうです。これ以上の量は時間的に打てないことと、蕎麦の風味が飛んでしまうことから、行わないそうです。
 一番粉と二番粉をブレンドし、二八で打った蕎麦はやや黒めの田舎そばです。2割の小麦粉も地元産を使用しているそうです。蕎麦は細切りですが、コシが強い挽きぐるみの田舎蕎麦です。1人前は170gです。そばは、1年で約9,200kgを消費するそうです。
 蕎麦汁の出汁は鰹から取っており、数種類の鰹節の香りと仄かな甘みのバランスが絶妙で美味しいです。田舎蕎麦には、適度な甘さが丁度良いと思います。
 メニューには「三合」、「五合」、「一升」というサイズの蕎麦があります。男性だと一人で「三合」食べる人もザラにいるようです。女性でも2人で三合、男性2人なら五号といったところでしょうか。美味しい御蕎麦をたっぷり食べられるのも魅力ですね。
 蕎麦だけでなく、「かき揚げ」と「天麩羅」も美味しいです。組合員のお宅で栽培された地元野菜をふんだんに使ったかき揚げは、たっぷりのタマネギ、ニンジン、ピーマンなどが入って、結構、大きいです。タマネギの甘み、ニンジンの香りが食欲をそそります。ボリューム満点であるにもかかわらず、サラリと揚げられていて、サックリと食べられてしまいます。



     こんな感じの建物です。



     入口です。混雑している時は、外で待つことになります。



     この先がワサビ畑だと思います。



     自然農法でしょうか。



     三合蕎麦です。

・水無湧水庵(みずなしゆうすいあん)
 住所:栃木県日光市水無309
 TEL:0288-26-3355
 営業時間:11:00〜15:00
 定休日:無
 駐車場:有(30台)
 アクセス:下野大沢駅から2,364m
 席数:44席