阿Q(あきゅう)

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更新日:
 2021年10月17日



◎阿Q(あきゅう)(2021年10月10日)
 「阿Q(あきゅう)」は、栃木県内にある中華料理店です。2021年9月時点で本店(大田原市浅香)を含め、西那須野店、大田原東店、黒磯店の4店舗があります。黒磯店はのれん分けとの情報がありましたが、他の店舗が、どのような扱いなのかは不明です。
 「阿Q」という店名は、中国の作家、魯迅(ろじん)の代表的な小説、「阿Q正伝(あきゅうせいでん)」から名付けられているようです。「阿Q正伝」は、1921年から北京の「晨報副刊(しんぽうふっかん)」に連載され、1923年に第一短編集「吶喊(とっかん)」に収録されました。
 辛亥革命前後の農村を背景に、正確な姓名も分からない最下層の日雇い農民、阿Qの伝記という形で書かれたこの小説は、革命党を気取ってはみるものの、泥棒としてあっけなく銃殺されてしまう阿Qの運命を、革命にも揺るがぬ支配力で村に君臨する地主である趙家との対照によって描き出し、辛亥革命の苦い挫折を訴えています。屈辱を受けても、それに抵抗することを知らず、頭の中で「精神的勝利」にすり替えてしまう阿Qの精神構造は戯画化されながら完膚なきまでにえぐり出され、当時、人々が自分がモデルではないかと心配したといわれるほど、中国旧社会の病根を鋭く突いているそうです。その後、この作品に対しては、銭杏邨(せんきょうそん、中国の評論家)らの激しい批判もありましたが、中国現代文学の出発点としての地位は揺るがず、現在でも高く評価されています。日本には1931年(昭和6年)以降、多くの翻訳が出版され、中国現代文学の中で最も広く読まれている作品の1つです。
 どのような経緯、意図で、小説の主人公である「阿Q」を店名にしたかは分かりませんが、「阿Q」は「早くて、安くて、量が多い」ことで栃木県民には有名なお店だそうです。現在では、「デカ盛りの店」として有名となり、地元民だけでなく、県外からも多くのお客さんが来店しているそうです。
 基本のラーメンは「阿Qめん」という料理名です。そのほか、豚ピー丼(御飯の上にチンジャオロースを載せた料理)、合盛り(パリパリ麺とライスの上に中華あんをかけた料理)という変わったメニュー名の料理もあります。さらに、中華料理店なのにカレーライス、カツカレー、デミカツ丼、カツ丼、ロコモコ、ハンバーグ、とんかつ定食と言った中華ではない料理もあります。







・肉丼





・豚ピー丼





・阿Q(あきゅう) 大田原店
 住所:栃木県大田原市浅香2-1-1
 TEL:0287-22-6666
 営業時間:11:00〜15:00
 定休日:水曜日
 駐車場:有
 アクセス:JR、西那須野駅から約5km
 カード:不可
 席数:80席
 オープン日:1969年(昭和44年)4月10日