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手打ちそばちゃやま

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更新日：
　2023年11月26日

◎手打ちそば　ちゃやま（2023年11月26日）
　「手打ちそば　ちゃやま」は、静岡市の葵区沓谷、旧北街道沿いにあるお蕎麦屋さんです。店主の茶山道孝氏は、静岡市葵区鷹匠にあった蕎麦の名店として知られていた「つむらや」というお店で15年、修業されたそうです。「つむらや」は1976年（昭和51年）創業の人気店でしたが、2017年11月に閉店してしまいました。そこで茶山道孝氏は、自分のお店を出されたようです。店名の「ちゃやま」は、ご自身の苗字のようです。私は「つむらや」というお店に行ったことはありませんし、そこの蕎麦も食べたことはないので、特に感慨はありません。
　メニューを見ると、変わり種のお蕎麦もあったし、5種類の冷たいおそばを楽しめる「ふくわうち」、5種類の温かいおそばを楽しめる「おにわそと」という変わったメニューもありました。また、「スペイン風鶏の天ぷら」という、お蕎麦屋さんでは不思議なメニューもあったのですが、これらは全て「つむらや」で出されていたメニューだそうです。（後日、ネットで調べて知りました。）どうやら、静岡市で「つむらや」を贔屓にされていた方々には懐かしいメニュー、受け継がれた変わらない美味しい料理が食べられる、ということで人気のお店のようです。平日の昼を少し過ぎた時間に訪問したのですが、店内はほぼ満席でした。また、次から次へとお客さんが入ってきて、人気の高いお店なのだと思いました。
　私は「ふくわうち」を注文したのですが、料理の見た目も素敵でした蕎麦は、厳選した北海道を中心とする石臼挽きの国産そば粉にコシを出すための更科粉、甘皮粉を独自にブレンドして手打ちにする二八蕎麦だそうです。細めに切られていて、つゆとの相性もよく、口いっぱいに広がる豊かな甘味と喉越しが最高でした。つゆは、2年熟成の本枯節に加え、厳選した宗田鰹節、サバ節を丁寧に引いてダシの風味が香るつゆでした。桜エビのかき揚げも、麩揚げや鶏と椎茸煮も、どれもとても美味しかったです。
　カウンター席もあり、1人でも入りやすいですし、メニューも豊富ですので、何度か通いたいお店ですね。