ゆにろーず にんたまラーメン

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更新日:
 2023年2月19日



◎ゆにろーず にんたまラーメン(2023年2月15日)
 「ゆにろーず」は、北関東のロードサイドを中心に「にんたまラーメン」という看板のラーメンチェーン店を展開している会社です。赤地に黄色で「にんたまラーメン」と大きく書かれた看板が目立っていますが、よく見ると、小さく「にく」と「ご」があり、正しくは「にんにく たまご ラーメン」であることが分かります。看板をよく見ると「ゆにろーず ○○店」と書かれていますので、お店の名前は「ゆにろーず」で、看板商品が「にんたまラーメン」ということでしょうか。
 「ゆにろーず」は、茨城県取手市に本社がある株式会社ゆにろーず(創業:1957年(昭和32年)、取締役会長:大野圭一、代表取締役社長:大野秀之、代表取締役専務:大野伯之)が運営しています。株式会社ゆにろーずは、現在、会長の大野圭一氏が1957年(昭和32年)に創業し、翌1958年(昭和33年)6月に設立した有限会社取手名糖が最初です。大野圭一氏は1933年(昭和8年)に雑貨商の長男として取手市に生まれ、もっと大きな舞台で商売をしたいと自分で事業を起こしました。現在の社名の「ユニローズ」は、「ユニーク」な企業と「ローズ(薔薇の花)」の2語を合わせたそうです。茨城県内1番の企業になり、茨城県花のバラの様に咲き誇りたいという夢を込めたそうです。当初は名糖牛乳、アイスクリームの卸売をしていましたが、その後、1967年(昭和42年)に製めん業に転業しました。
 製麺の販売は駅そばを中心に順調に業績を伸ばしたそうですが、卸売りでは値下げ競争などがあり、利益が限界になっていたため、1973年(昭和48年)に取手市内の国道6号線沿いに24時間営業の自動販売機を並べた飲食施設「ユニローズ」をオープンしました。ここでは自社で作った蕎麦、うどん、トースト、ハンバーガー、ドリンクなどの自動販売機を並べて販売したそうです。コンビニエンスストアが無い時代で24時間営業のお店は繁盛したため、すぐに2号店を千葉県我孫子市に100坪の大型店舗を作ったそうですが、売上は思ったほど伸びず、赤字に苦しんだそうです。
 しかし1978年(昭和53年)にインベーダーゲームが流行すると、このゲーム機を導入したゲームコーナーを併設したことから一気に客数が伸び、黒字になったそうです。しかし、無人でやっているため、「箸が無い」とか、「薬味が無い」とか、「おつりが出ない」、さらに「商品が出ない」などのトラブルが発生したそうです。そこで、1980年(昭和55年)頃から有人の店舗をオープンし、屋号を「オートレストラン ユニローズ」としたそうです。
 1990年(平成2年)、大学を卒業して都内の商社で働いていた現社長の大野秀之氏が売上が低迷していた会社に呼び戻され、(株)ユニローズの社員となりました。最初は我孫子店の店長を任されたものの、当時は失敗もしたそうです。その後、事業の選択と集中に取り組み、まず、薄利多売になっていた食品の卸売事業を止めたそうです。また、飲食店ではラーメン、蕎麦、うどんを提供してたそうですが、ラーメンはアルカリ性、蕎麦は酸性のため、同じ釜で茹でるとヌルヌルの伸びた麺になってしまうため、ラーメンだけに絞ったそうです。同時に特徴のあるラーメンでPRすることを考え、元気になるラーメン、ボリュームがあるラーメンにしようと考え、ニンニクと玉子にこだわった「にんにくたまごラーメン(にんたまラーメン)」を開発したそうです。さらに2002年(平成14年)頃には看板を「ユニローズ」から「にんたまラーメン」が目立つようにしたそうです。これによって売上が30%も上がったそうです。
 さらに他社との差別化を図るにあたり、30〜40代をメインターゲットとして、@24時間営業、A飲食店を主業として、B自動販売機とゲームコーナーを併設し、C大きな駐車場を完備、という「ゆにろーず」のコンセプトが出来上がっていったそうです。最近では「トラックステーション(TS)」というトラック運転手の安全運行を支援する施設への出店が増えているそうです。現在では、日本トラック協会の委託を受けて、トラック運転手向けの休憩、仮眠、入浴、食事ができる施設に店舗を併設しています。
 2023年2月現在、関東を中心に直営17店舗を運営しています。卵はオプション(別料金)というラーメン店が多い中、にんたまラーメンは店名の通り、最初から卵が載っていることが特徴です。また、にんたまラーメンは大盛りを超えた麺の量が2倍の特盛にんたま、さらに3倍のメガ盛にんたまというメニューがあり、大食いの人の欲求も満たすことができます。にんたまラーメン以外にも東京ラーメン、札幌味噌ラーメン、タンメンなど、カレーやチャーハン、餃子など、色々なメニューがあります。









・にんたまラーメン(醤油)





・特盛にんたま(通常の2倍)





・ぴゅっ飛び餃子
 口に入れた瞬間、中から肉汁がピュッと飛び出すかと思ったら、全然、肉汁はありませんでした。特に特徴のない餃子でした。



・ゆにろーず にんたまラーメン 取手店
 住所:茨城県取手市桑原1412-1
 TEL:0297-74-2444
 営業時間:10:00〜24:00
 定休日:無
 駐車場:有
 アクセス:関東鉄道、常総線、西取手駅から約2.2km
 カード:不可
 オープン日:1973年(昭和48年)