伊勢福

このサイトは、日本の地域の情報についてまとめました。

  メニュー

TOPページ 

観光地 

地域情報 

日本のホテル 

日本のニュース 

日本について 

美味しいもの 

海外事情 

海外のホテル 

雑学 

用語辞典 

リンク 


更新日:
 2017年3月20日



◎伊勢福(2017年8月14日)
 古河駅の駅前通り(十軒通り)を直進して、10分ほどの場所にある蕎麦屋さんです。石臼挽き自家製粉にこだわった手打ち蕎麦のお店です。看板に「手打ち蕎麦、天ぷら」と書いてありますので、この2品が自慢のお店だと思います。
 伊勢福は北海道、音威子府(おといねっぷ)産の「北厳そば」を使用しているそうです。音威子府は2015年現在、村民がわずか780人という自治体です。冬にはマイナス30℃、夏は30℃を超えるという厳しい環境のため日本のそば生産地の北限となっています。この村の三好農場は、日本屈指のそば栽培技術を持っており、畑の土と水はけの改良に熱心に取り組み、茎が太く背も高く風水害に強いという特徴を持つ「北厳そば」を育てています。収穫後の「北厳そば」は、すぐに三好農場内の乾燥施設で水分量16%まで低温乾燥することで新そばの鮮度を保っているそうです。
 伊勢福では、三好農場で大切に育てられた、希少で凜とした「北厳そば」の実をアルミの真空パックで冷蔵保管後、店内の石臼で丁寧に挽き、手打ちで甘く爽やかな香りの蕎麦に仕上げています。
 蕎麦の風味を最大限に引き出すためには、鮮度が極めて重要な要素となるため、伊勢福では3たて(挽き立て、打ち立て、茄でたて)を追求し、蕎麦の風味を最大限に活かせるよう、独自技術の下記の製法に拘っているそうです。

@仕入、保管:音威子府産「北厳そば」の玄そばを低温倉庫で0℃に保管、ムキ実にした後、特注でアルミ真空パックにして、当店にて1年を通し0℃で冷蔵保存する。

A挽く:そばの実を冷蔵庫から取り出し18℃に近づけ、店内の石臼(蟻巣石)でゆっくり、熱を持たないように1分間に15回転で1回に3〜5kgを挽く。これを可能にするため、石臼設備はガラスケースで覆い18℃に管理し、更にゴミの混入を防ぎ、管理しやすくなるよう店内に設置している。

B打つ:そばの生地の温度を18℃に保てるよう経験値(実験の結果)から最適な「加える水の温度」帯を導き出し手打ちしている。

C茄で:茄でる時間は基本30秒を計測し、麺の硬さを手で触り確認して上げる。

Dそばの色:上記製法により、蕎麦の実の殻を剥いた新鮮なそばの実を使って挽いているので、新そばに近い薄緑色で年間を通して提供することが出来る。

 また、蕎麦だけでなく、鴨汁、鴨南蛮、鴨鍋などには、フランスのブルターニュ地方、モルビアン県産のバルバリー鴨を使っているそうです。バルバリー鴨とは、鴨の中で一番の大型種で成長が早く、肉の量、質ともに優れており、フランス国内の飼育鴨の約9割を占めているそうです。このバルバリー鴨と音威子府産「北厳そば」のみを使った蕎麦の相性がとても良く、人気の料理になっているそうです。
 店内に入ると、電動石臼機があり、実際に蕎麦粉をひいています。これがこだわりの蕎麦なのでしょう。蕎麦も天ぷらも美味しく、通いたい感じのお店です。



・ヒレカツ丼



・掻揚げ丼ランチ



・掻揚げ丼



・蕎麦



・伊勢福
 住所:茨城県古河市上辺見532-1
 TEL:0280-32-2142
 営業時間:11:00〜15:00、17:00〜21:00
 定休日:木曜日
 駐車場:有(14台)
 アクセス:古河駅より車で10分
 カード:不可
 席数:42席
 オープン日:2009年4月7日