花山うどん

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更新日:
 2021年9月23日



◎花山うどん(2021年9月23日)
 「花山うどん」は創業明治27年(1894年)の群馬県館林駅前にあるうどん屋さんです。群馬県館林市では、古くから市民に愛されている「館林うどん」と呼ばれる郷土料理があるそうです。館林は古くから赤城山の伏流水による豊富な地下水に恵まれ、良質な小麦が取れる地域だったことから、うどんを食べる文化が根づき、全国有数の高級麺の産地として名を馳せてきたそうです。江戸時代には館林藩が徳川将軍家にうどんの乾麺を上納したという記録も残っているそうです。また、現在、小麦粉の大手メーカーとして有名な「日清製粉」は、1901年(明治34年)に「館林製粉」として館林に創業しているそうです。館林は、桐生、水沢と並ぶ「群馬三大うどん」として有名で、ツヤとコシ、豊かな小麦の風味が魅力の「館林うどん」の名店が「花山うどん」です。かつて、天皇家にうどんを献上したこともあるお店です。
 「花山うどん」の「鬼ひも川」は、全国から名乗りをあげたご当地うどんのお店が、日本の頂点を目指して戦う、うどんのフードフェス、「うどん天下一決定戦」という大会で2014年から2017年まで、3年連続で優勝しました。
 「鬼ひも川」とは、群馬の郷土麺の「ひも川」を約5cm幅にしたうどんのことです。花山うどんの2代目店主、橋田藤吉氏が大正時代に考案し、大正時代から昭和30年代まで販売していたそうです。しかし、作るのが難しいため、その後はメニューから消えていたそうです。それを現在の店主、5代目の橋田高明氏が当時の製造方法を再現し、幅は当時のままで厚みを箸が透ける程薄くした当時よりも改良した形で50年の時を経て復活させたメニューです。麺は、群馬県産小麦の特徴である、もちもち感を最大限に活かしています。
 「花山うどん」では、初代から「これだけは守れ」と言い伝えられていることがあり、それは「決して大量生産するな」だそうです。麺が主人の手を離れてしまった時、丹精込めて作られるべき「花山うどん」ではなくなるからだそうです。5代目店主は、「うどんの常識を覆す感動を与えたい」という想いで、長い歴史と伝統がつまった絶品のうどんを作り続けているそうです。
 花山うどんは2021年9月現在、本店お食事処の他、群馬県渋川市、東京都中央区銀座に店舗を構えています。2020年4月には羽田エアポートガーデン1階にも新店舗のオープンを控えていたそうですが、2019年から世界中に蔓延しているCOVID19(コロナウイルス)の影響で、開店が延期になっているそうです。









・鬼釜(温)(大盛り)
 館林は、昔話の「ぶんぶくちゃがま」の発祥地と言われているため、「分福茶釜」にモチーフにした狸の器で提供されます。もちもち、つるつるで、とても美味しかったです。「うどんは飲み物」と誰かが言っていましたが、大盛り、あと2杯は食べられそうでした。







・鬼釜(冷)(大盛り)





・鬼御膳(冷)







・丸ごと玉葱の南極カレー(つけ麺)











・花山御膳(野沢菜丼)
 麺はザルか、かけから選べます。小丼は、小天丼、野沢菜昆布いくら小丼、肉味噌小丼から選べます。







・花山うどん 本店
 住所:群馬県館林市本町2-3-48
 TEL:0276-74-0178
 営業時間:11:00〜15:00(麺がなくなり次第終了)
 定休日:日曜日
 駐車場:有
 アクセス:東武伊勢崎線、館林駅、東口から徒歩約2分
 カード:不可
 席数:48席
 オープン日:1894年(明治27年)